頚椎症って治りますか?
- カテゴリ:美容/健康
- 2013/02/20 11:57:37
“治る”という言い方はできませんが症状が出ないようにしていきましょう。
簡単な模式図解します □:各頚椎 _ _:左右神経根が頚椎の間から出ているイメージしてね。
_ _第1頚椎根
C1:第1頚椎 _□_②
C2: 第2頚椎 _□_ ③ ちょっとわかりにくいですが、
C3:第3頚椎 _□_④ 読み取ってください♪
C4: 第4頚椎 _□_ ⑤
C5:第5頚椎 _□_⑥
C6: 第6頚椎 _□_ ⑦
C7:第7頚椎 _□_
第8頚椎根
第1,2頚椎は頭蓋骨にめり込むようなかたちで各々環椎(カンツイ)、軸椎(ジクツイ)と命名され、環軸関節といいます。
さて頚椎症ですが、首で一番多い病で50歳以上では7割近くいると言われ、
加齢や、姿勢により変形などで神経根が圧迫され様々な症状が起きます。
早い人だと10代で罹患する人もいるそうですょ。通常、片側の方から腕へ走るような痛み(放散痛)、痺れが主で、ときに力が抜けるなどと感じます。
☆部位別に少し細く記します。
・環軸関節(第1,2頚椎)のズレ、不安定は頸部の痛み、ふらつきや四肢の麻痺、起立不能、リウマチ、難聴、手が開かないなど身体各部の様々な不調の遠因です。
・第3,4頚椎根はまれに呼吸がしづらいなどの自覚症状があります。
※1~4頚椎は大きくずれることがなく、上記したように身体各部の不調の遠因になるのでなるべく緩めておきましょう。とくに5~7頚椎(5~8神経根)による症状が主な頚椎症の症状なので、把握しておいてください。
・第5頚椎神経根
感覚異常(前腕内側~肘の痛み、しびれ、麻痺)
肘を曲げられない
腕を上げられない
・第6頚椎神経根
感覚異常(前腕内外側~親指、人差し指の痛み、しびれ、麻痺)
手首を上に反らせることができない
・第7頚椎神経根
感覚異常(中指の痛み、しびれ、麻痺)
肘を伸ばしきれない
・第8頚椎神経根
感覚異常(上腕外側から小指・薬指の痛み、しびれ、麻痺)
手指を握れない
※尚上腕の痛みやしびれは肩周りを緩めて良くなる場合もありますので【首・肩(含肩甲骨)・腕】はセットで考えてください
内側、外側の記述は方向によって取られ方が違います。特に前腕の内側外側は把握することが難しいかと思います。筋肉によじれが無い状態(解剖図)のように手のひらを返して肘を寄せるときのかたちで左右を考えてください。・・・余計わからなくなったりしてww
体のSOS信号の表れ方
くすぐったい、ムズムズ、イライラ・・など→痛み→しびれ→硬化→麻痺
肝硬変など、痛みをとまなわずに進行するものもあるので注意して下さい。
繰り返しますが頚椎症は良くなりますが治るとは言えません。症状が現れないようにすることが重要です。
首は大脳から全身へ様々な信号の流れ道です。
姿勢を正すこと、柔らかくすることが良くなる早道です。
首枕するだけでも いい?