true love #1
- カテゴリ:自作小説
- 2013/02/18 17:16:56
✿主な登場人物✿
・森咲莉華…この物語の主人公。美人のカリスマモデル。本当の恋がわからない。
・河野真也…まさに学校の王子のイケメン、完璧。莉華と同じ学校。
・桃宮菜々美…莉華の親友で幼馴染。スポーツ万能でバッサリ言う。
・村田敦…莉華と菜々美の幼馴染。イケメンと近所で有名。莉華が好き。
本当の恋なんてわからない。
私のとこに来る男の子達……告白されたとき私が必ず言う一言。
”私のどこが好きなの?”
コレを言うと皆男は固まる。・・・・そして返ってくる答えがいつも
”……顔、かな?”
・・・・・・いい加減この答えに私はあきた。
もう男なんていらない、意味がわからない。
第一章 『本当の恋』
「んー…おっ、あった」
私、森咲莉華(15)は今日で高校生です。
かわいい茶色いブレザー、かわいいチェックのスカート、かわいいカバンに・・・
皆とけしてかぶることのない私がつくったキーホルダー・・・・。
私は皆とかぶることが大嫌いだ。
「おーい!莉華ー!」
「あ、菜々美ー、こっちこっち!」
この子は私の幼馴染の桃宮菜々美(15)。
可愛らしい顔して、バッサリ切るように言う怖い子。
でもこの子は私の唯一の理解者でもあり、唯一の私がオソロでもいいと認める子。
しっかし朝から元気だなぁ…。
「菜々美、同じクラスだったよ。」
「マジっ!?キャー!やったぁぁぁぁぁあ!」
菜々美は私に勢いよく抱きついてきた。
本当に嬉しかったらこれやるクセは変わんないなぁ~…(汗)
「ねえねえ、アレって…森咲莉華!?」
ん…?私のほうを見てヒソヒソ話してる…?
「そーそ、今年モデルいるっていってた!チョーかわいい!」
まあ、悪口には見えないし…とりあえず手をふっとくか。
私は手をヒラヒラと振った。
すると女の子達は両手を合わせて
「「キャ~~~~!//////////」」
と言った。
「何々~?また莉華を狙ってる獣~?」
ふてくされながら私が手をふった方向をのぞくように見る菜々美。
私はニコッと笑って
「獣なんて違うよ、私のほう見てヒソヒソ言ってたから手振っただけ。」
「なぁ~んだぁ~!もぉ~!ビックリしたー!」
「はははっ、菜々美ってば本当に大げさなんだから~」
ドンっ!!!!
イタッ!!!!!!!!
誰かが私の肩にぶつかった・・・・しかも・・・謝らないとは・・・
許せない・・・・(怒)
「ちょっと待ちなさいよ!アンタッ・・・・」
男が振り返った瞬間…チョーイケメンでビックリした…。
でも、ぶつかったのとは話は別だ。
「アンタぶつかったくせに何のうのうとっ・・・・」ギュ
ん……?何かつかまれたような……?
なんか息苦しいっ…息吸えないっ…
ゆっくり下を見ると
・・・・・・・・・・・・・・鼻をつままれていた。
「何すんのよ!!」
と、私が叫ぶと男は笑い出した。
「何がおかしいの!?」
「いやぁ~、わりぃ、わりぃ、鼻つまんでるから声変だったから」
私をバカにしたように言う・・・・
コイツ・・・なめてる・・・。
「なんですってぇ!?」
「まあまあ、莉華もその辺にしとけ。」
「あっ…敦っ…邪魔しないで!!コイツがっ!」
「はいはい、あとで話聞いてやるから。」
敦は私の頭をポンポンとなでた。
いつもこんな風にしてすませるんだから・・・・。
でも今回はおさまらんっ!!
「謝ってよ!ねえ!オイこら待てー!」
男は帰っていってしまった・・・・。
「クッ…屈辱…だわ…」
今回はだいぶ侮辱されたわ…。
ここまでの屈辱初めてだわ…。
ん…?下に何か落ちてる…?
……てかサイフっぽい?
「…河野…真也…?」
ハッ…そうか…アイツの名前かっ…!
「河野真也…見てなさいよぉ~…」
絶対復讐してやる!!!
「うーん、今回燃えてるね、莉華。」
「うん、かなり腹立ってるみたいだな。」
-そして教室移動-
ハァ・・・入学式早々あんなことあったらさすがに落ち込むわね・・・。
「莉華、アタシの前だよ。」
「あっ、うん、ありがとー。」
そうだそうだ、今日は入学式…気を取り直そうっ!
復讐はそれからよっ…。
トントン
「ん?」
「怖いオーラ出てるよっ!(小声)」
「へっ…ああ、ごめんっ…。」
わー、チョー恥ずかしい…。
────────────────ガラッ。
「よーし、じゃあ、入学式始めるぞー、廊下に並べ~」
「「「「ハーイ」」」」
よかった、後ろが菜々美でっ。
本当にラッキーだわ、”朝のアレ以外はね…”
トントン
「ん?」
「また怖いオーラ出てる!(小声)」
「へっ…!?/////////////」
やっば、チョー恥ずかしいっ!!
「ねえねえ、あの桃宮って言う子、莉華さんと仲いいのかなー?」
「うーん、見た感じぽいけど~…。なんていうか…」
「ん?」
「…”釣りあわないよねー”」
「アッハハハ、確かに、桃宮さんまあまあだけど莉華さんは完璧美人だもんね!」
「・・・・・・・・・・・。」
・・・・・・・?菜々美どうしたんだろ…様子おかしいな…。
-講堂に到着-
「────────えー、では、1年生代表、前へ」
1年代表って事は首席入学だったって事だよね…?
私はおしくも取れなくて2位だったけど…1位誰なんだろ…。
「ハイ」
まあ、どーせガリベンみたいな子なんだろーけど?(←妬み)
「では、首席入学の”河野真也君”お願いします」
──────────・・・・は?
ちょっ、教頭先生、今なんていいました…?
”河野真也”って言いました…?
「綺麗なサクラも舞い・・・・・」
えぇぇぇぇぇぇぇえぇ!?嘘嘘嘘!!私アイツに負けたの!?
あのチャラ男(←決め付け)に負けたっていうのー!?
私の勉強時間返せこの野郎!!アンタ絶対勉強してないでしょ!?(←決めry)
トントン
「あぁっ!?」
「ヒッ…いや…邪悪なオーラが駄々漏れだよ…?」
「いいの!」
(あー、そうとうきてるな・・・)
河野真也…許さん!!(激怒)
-下校時間-
「よぉ、森咲莉華。」
えっ…なんで名前っ…いやいや、つかなんで…なんで…
「何で待ち伏せしてんの?」
「ははっ、チョーこえぇ~顔するな。」
「普段この顔なんですー!」
「まあまあ、怒るなって、ほれ、サイフ返せ。」
あっ、そうだった…コイツのサイフ持ってるんだった…。
あっ、そうだ・・・。
「いいよ~、はいっ」
「おっ、素直じゃん、どーも・・・・」ひょい
「・・・・・・え?」
「どうだ!取れないでしょー!?」
ここまでサイフをあげれば取れないは・・・・
「よっ」パシッ
・・・・・・・ず。
「バーカ、オマエより身長高いってのー。」
「なっ・・・」
「じゃあな、オチビちゃんっ」
「なっ!?////////////////」
あんなムカツク顔(あっかんべー)されたのに!!
てかその前に
「私は162cmだっつーの!!!!」
くそっ…こんな屈辱初めてだ…。
でも…こんな気持ちも初めてだ…。
まさか…恋じゃないよね…?
※実話ではありません(続く)
aichaさんの新しい小説読みました☆
面白いですね!!
次回、楽しみにしています♡