雨がくれた贈り物 最終章
- カテゴリ:自作小説
- 2013/02/16 23:16:52
✿主な登場人物✿
・山中 美優…心優しく、可愛らしい女の子。身長が小さく150cm。主人公
・山中 竜斗…すごくチャラ男。女遊びが激しい。すごくモテ男。
・北島 美咲…美優の幼稚園からの幼馴染で親友。
・大森 真…竜斗の親友。いつも竜斗といる。
・福田 秋…美咲と同じバスケ部。 頼りになる副キャプテン。
・ケミィ・マリー…モデル。 すごく怪しい…。
・山中 咲…美人な竜斗の姉。 竜斗とは雰囲気が違うが、似ている。
最終章 『それぞれの歩みと、共の歩み......』
「ん……ああ、まだフラフラうするなぁ……」
美優はフラつきながらも教室の方向へ足を進ませる。
すると前からケミィが歩いてきた。
「あれ、美優ちゃんじゃん。」
「ケッ…ケミィ…ちゃん…」
ビクッとなった美優。
そんな姿を見てケミィはフッと優しく笑って
「ごめんなさい、あなたにはなんの罪もないのにね…」
と、優しくつぶやいた。
美優はとてもビックリした。
「えっ………?」
「私ね、雇われたらなんでもする何でも屋みたいなものなの。…まあ、悪いほうだけどね…。秋って子が私に依頼してきたから…やったけど…今回で色々学べた。
もう私この仕事やめる。 ・・・・あなたのおかげで決心できたわ」
と、いいきると微笑んだ。
柔らかく・・・・美しく・・・・汚れのない笑顔で・・・・。
美優はその笑顔を見て信じたのか、優しく微笑みを返して
「私なんてなんもしてないよ…、ケミィちゃん…頑張ってね…」
「本当に、いやなほどお人よしなのね…。 ・・・・じゃ。」
ケミィは優しさに包まれたように、嬉しそうに微笑んで帰っていった。
美優はそんなケミィをみつめてそっとただ一言つぶやいた
「・・・・・頑張ってね」
ケミィにああやって言われたことによって、背中を押された美優は
重たくなくなった足をゆっくり教室のほうへと進ませていった。
そして、教室前・・・・・ゆっくりと手を伸ばして
─────────────ガラッ。
「美優ちゃんっ!私ったら…ごめんなさい…」
焦り気味の顔で駆けつけて謝って来る先生。
「あ、大丈夫です…。」
先生を落ち着かせようとする美優の前に来たのはもちろん・・・・
「竜斗…君…。」
「美優、本当にごめん…この騒動は全部オレのせいだ…。」
竜斗は斜め45℃ちょっきし腰を斜めにして頭を下げながらつぶやいた
「ほんっとうにごめん。」
そんな竜斗を見て本当に反省してるんだなと思い・・・・
「一番謝らなきゃいけないのは私じゃないと思うけど…?」
とつぶやいて泣き崩れている秋のほうを見た
美優の視線に気付いた秋は
「美優…ちゃん…」
美優は秋のほうへと近づいていって・・・・・
「福田さんの気持ちに気付けなくて本当にごめんなさい…。本気で竜斗君の事好きだったんだよね…?私…気持ち痛いほどわかる…でもどうすればいいかわかんなかった・・・・。
本当にごめんなさい。」
「美優ちゃんは何も悪くないよ!」
そんな中美咲が急に大声で笑い出した。
「え…?美咲…?」
「いやっ、ごめんごめん~!皆”○○は悪くない!悪いのは私!”って言い合いばっかしてるからおかしくってさ~…。もう皆悪くないよ!いや、もしかしたら皆悪いかもしてないけどね?でもそれってどの道、皆悪さも良さも平等って事よね?」
といわれた美優達は何かにハッと気付いたような顔を浮かべた・・・・。
「まっ、皆悪さは平等だと私は思うけどね…」
と、優しく微笑んだ。
美咲言った後、皆は大笑いした。
そして、教室の雰囲気は温かく、優しく、包まれたのだった・・・・。
その時、美優も、美咲も、竜斗も、秋も・・・・皆笑っていた・・・。
もちろん外にいるあの人も
「・・・・・・・・ありがとう、秋・・・あなたのおかげでいい最後の仕事ができたわ」
笑っていた・・・優しく・・・。
-8月-
「ああぁ~!帯がうまくできない!」
「もぉ~、かしてみなさい。」
「うぅ…ごめんね、お母さん…。」
「ずっと夢見てたデートなんでしょ?かわいくしていきなさい。」
優しく微笑む母・・・・。
「うんっ、うんっ、ありがとう!お母さん!」
「はいはい、ほら、あついからうちわ持っていって?」
「うん、行ってきますっ!!」
元気にドアを開けた瞬間っ・・・・・・・・・・・・・
「おー、美優~、ってか浴衣かわいいな!」
「竜斗君っ!待っててくれたの!?」
「まーまー、君が彼氏?チョーイケメッ・・・・・」
美優は母の口を急いでふさいで
「りゅっ・・・・竜斗君!早く行きましょ!!!!!」
美優は竜斗の手を引っ張っていった。
「青春っていいわね~」
と、母はつぶやいて家の中に戻った・・・・・。
そして、公園についた
「こっからあの人ごみんとこいかんくても鮮明に見えるってのは驚きだよな~」
「そうだね~。」
「でも不思議だな…ここで別れ話して、ここで別れたのに…いまでは念願の花火見てるぞ」
竜斗が微笑む。
「本当だね~、色々あったけど、これからもよろしくねっ」
美優は今までの中で一番幸せそうな笑顔を見せた。
その笑顔を見た竜斗は
「ちょ、おまっ・・・そんな顔すんのかよ・・・/////////////」
右手で顔を恥ずかしそうに隠す。
そんな姿を見た美優は首をかしげた。
「あっ、もうはじまるよ!1・2・3───────..........」
花火がうちあがると同時に竜斗は美優にキスをした。
キスした瞬間、大きな大きな、美しい花火が2人をてらした。
そして終わったあと目が合った二人は恥ずかしそうに目をそらした。
そんな2人の仲にまさにKYなタイミングで来た・・・・
「おっ、美優じゃーん!って・・・竜斗もいるのかよ・・・。」
舌打ちした美咲。
「なんだよ!花火大会なんだから気持ちよく見ろよ!」
「はいはい、冗談ですー(棒読み)」
「クゥ・・・・うぜぇ~・・・」
美咲の後ろからひょこっと出てきたのは
「竜斗!お前美咲の事イライラさせんなよー?」
「なっ・・・なんだオマエまで・・・・」
「えっ?それはぁ~・・・」
目を泳がせた美咲・・・だがそんな美咲におかまいなく肩を組んで
「当たり前だろ!?俺たち付き合ってんだもーん!」
「「えー!?」」
2人の声がかぶった。
「まあ…つまり…そういうこと・・・デス…///////////」
恥ずかしそうにつぶやく美咲。
「へー、美咲、オマエもそんな一面あるんだな。」
乙女な美咲を見た竜斗がつぶやく
「ハァッ!?」
怒りをぶつける美咲。
「まあまあ!こんなことしてらんないよ!花火見なきゃ!」
あの公園のベンチに座って二組のカップルがゆっくり花火を見ている…。
「キレーだね~」
と、美咲。
「うんうん!」
と、美優。
「また来年も来ようぜ!」
と竜斗。
「本当、本当、再来年もずっーっとな!」
と、真。
この4人の友情は永遠に汚れないだろう。
そう思った夏だった。
・・・・・・・・美優は花火がうちあがってる途中、竜斗を見つめながらこう思った。
あなたがあの日…あの大雨の日に差し出してくれた傘から始まりました。
あなたの事…ずっと…ずっと…愛し続けます。
雨さん、最高の贈り物をありがとう。
一生大切にします・・・・。
そして、神様ありがとう・・・この綺麗な友情を・・・ありがとう・・・。
そして、皆ありがとう・・・こんなちっぽけな私といてくれて・・・ありがとう・・・。
皆、皆、大好き、本当に
いい贈り物をありがとう。
完
※実話ではありません(感想待ってます!)
番外編も描きます・・・そのうち・・・。
此方に失礼します゚(゚´Д`゚)゚ウォァァ←
ただ今 友達巡回㊥です(◕‿-人)❤
ステプ(+コメント)のお届けです{´◕ ◡ ◕`}Ib
ღ⋈お願い⋈♥
✾最近、ブログへのコメント(観覧)ゃ、支援が
凄く減ってきていますㆀ゛
なので、ブログへのコメント(観覧)&支援
よろしくお願いします><。
このまま減っていって、影が薄くなるのは
嫌なので・・・←
*サブアバの方にも、訪問ゃコメントして
頂けると、嬉しいです♥゛
もちろん、こっち(本アバ)もネ♪w
ღ⋈お知らせ⋈♥
何着プレは、〆切りましたゞ
結果発表も終わりました(๑ŐдŐ)b
ですが、今度はPプレ企画を
開こうと思っております!*、(あくまで予定、←)
近いうちに開こうと思っているので、ご期待下さい♪
長々といつもすみませんでした。゚( ゚^o^゚)゚。
お返しコメントなどしてくれる方、
いつも有り難うございます*
これからも、こんなウザくて
キモい奴を、
よろしくお願いしまぁ~っす(=´▽`)ゞ←
またいつでも絡みに来たりして下さい
(。◡ .◕)ネェー(◕. ◡。)ღ
ℬy ღ⋈めぃ汰⋈♥
※コメントがダブってたらすみません;
※迷惑だったら本当にごめんなさいㆀ゛
※いつも同じようなコメントですみません;;
頭がパーなもので・・・((ぇ←
※タメですんませえええん;;;←
.。.:*・゚♡★♡゚・*:.。 。.:*・゚♡★♡゚・*:.。 。.:*・゚♡★♡゚・*:.。 。.:*・゚♡★♡゚・
感動です!!
お疲れ様でした(´∀`)
いやいや、本当にしてほしいくらいです☆
雨がくれた贈り物も青春って感じでいいですけど
いらない人間をドラマ化にしたら
世界変わりそうですよね(笑)
そして、次回作どんなのでしょー!?
楽しみにしています。
最後に最終章への初コメ書けれて、
めちゃ嬉しいです⇂
すごい感動しました☆
これ、ドラマにしてほしいくらいです(笑)
番外編楽しみにしてます♡*
これからも、aichaさんの小説楽しみに待っています!!