Nicotto Town


✪マークは作り話でし


✪ 夢の街

夢の中で訪れる街は、知らないようで知っている街。
必ず、そこに住んでいたことを思いだす。
そして、その街で借りているアパートがある。
そのアパートは階段が多い、廊下が傾斜している。
部屋の高さが様々で、立体的だ。
したがって、壁がことごとく斜めになっている。
そうなると、へやも歪んでいる。
その一室が自分が借りている部屋で、
部屋にはいろうとする私はポケットの中に鍵が見つかって一安心。
中に入って見ると、ずっとここにきていないことを思いだす。
空気が沈滞している、だから沈滞アパート・・・なんちゃって~~~。
そんな事はどうでもいい。
窓を開けて空気を入れ換えようとするのだけれど、窓の形は平行四辺形。
レールが斜めになっているので、手で押さえていないと閉まってしまう。
戸締りは安心だ。
ドアがノックされる、出てみると綺麗な女性が立っていた。
「隣の部屋の者です、しばらくいらっしゃいませんでしたね。
あの・・、預かり物をしていますの」
そう言って戻っていくので、彼女について部屋を覗いた。
驚いたことに彼女の部屋の戸口に、
大小沢山の段ボールの山が積まれている。
「え、これ全部ですか ? 」
「ええ、全部あなたに届いた荷物です」
「これはどうも申し訳ない」私は深々と頭を下げて謝る。
「すぐに運び出します」
何度か行き来して段ボールの山を自分の部屋に運んだ。
荷物の中身は大したことない通信販売で注文した品々で、
買ったことさえ忘れていたのだ。
隣の美人に丁寧にお礼を言った、後で何か買って持っていこう。
いい加減な奴だと思われても困るし、しかし本当に忘れていたのだ。
そもそも、この街に住んでいたことさえ忘れていたし。
こんなアパートに部屋を借りていることさえ、すっかり忘れていたのだから。
忘れっぽい性格なのだ。
もしかしてあちらこちらの街に、
他にもこんなアパートを借りているかも知れない。
そして、そこへは毎日買おうとおもつた商品が届いているかも知れない。
困った事である。
とにかく外に出て何かを買ってこよう、隣の美人にお礼がしたい。
斜めの道路を歩いて玄関へ向かう途中、
ある部屋のドアが開いて中から若い女性が現われる。
びっくりしたことに、妻だった。
「あら奇遇ね」彼女は言う。
「何だ、君もここに借りていたのか」
「悪いことはできませんね」
「悪いことなんかしてないさ」
妻はニコリと笑い、手をふってドアの中に消えた。
いったい何が悪いことなんだ ?  。

気になる。
どうもそういう街なのだ、ここは。
こういう時は、気の利いたダジャレも思いつかない。

アバター
2013/02/13 20:52
あびにゃんこさんコメントありがとう。

半分は夢で・・半分は作りもの。
アバター
2013/02/13 16:28
これはブラさんの見た夢?
作ったお話?
なんともリアルなようで奇妙に不思議な感じ。
どうやったらこんな街がでてくるんだろ~♪
アバター
2013/02/13 07:53
パンさんコメントありがとう。

そんな時はナビでし。
アバター
2013/02/13 01:54
斜めの街はないけど、、酔っぱらってる時はすべてが斜めに見えるけどw
でも、借りてるの忘れちゃうって、あるかもw
実家がね、家、ありすぎでどこに帰ったものか いつも困る^^;
アバター
2013/02/11 22:06
ピノさんコメントありがとう。

あらまーーー。
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2013/02/11 21:20
夢だったのか・・・ボケたのかと・・・

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2013/02/11 17:56
さけ美さんコメントありがとう。

いつもながら共感ありがとさーーーん。
アバター
2013/02/11 17:55
モモさんコメントありがとう。

夢の中の出来事。
アバター
2013/02/11 17:54
olive さんコメントありがとう。

摩訶不思議。
アバター
2013/02/11 16:24
あのね。これ本当に[✪]なの??

わたしも夢の中で別の家に住んでるです。母と娘も一緒です。
しょっちゅう、夢の中のこの街での引越を繰り返すです。
斜め感。めちゃリアルに了承するなり。なんで斜めなんだろうといつも思ってる。
なのにブラしゃんのような描写ができなかったので、今、やっと落着いたさぁ。。

この街の立地が斜め なんだろよなと、最近やっと把握しだしたとこだったのでね^^
階段は途中で途絶え、居住空間の全体感が掴めず「ここは武家屋敷かぁっ!?」だしw
家のはずなのに、壁一枚の向こうに別の赤の他人世帯が暮らしててね。
なのに隣人関係が希薄すぎて、不安で不安でしょうがないのよね。
隣人がいるのにいないんだよぉ〜。ブラしゃんと違って。

転々と引越を繰り返すごとに、この街と周辺地域が網羅的に出来上がってきてるんだよね、
いつもの夢の世界で。
最近やっと 電車路線図が頭に入ってきだしたところよ^^ でもよく乗り間違える^^

もしもこの[✪]土台はブラしゃんの実際の夢だったならば、、、
同じ街の住人してるような気がしてきたさぁ〜・・。

ただわたしは、その夢の中にも〈ツレ〉はおらんのだがなぁー ww
アバター
2013/02/11 09:03
心を見透かされてるねwww
こわい街w
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2013/02/11 08:27
不思議な街~
アバター
2013/02/11 07:38
みかんさんコメントありがとう。

ありえない~~。
アバター
2013/02/11 07:37
うらんしゃんコメントありがとう。

夢ですから。
アバター
2013/02/11 07:37
雪子さんコメントありがとう。

主人公のね。
アバター
2013/02/10 23:59
いいな~隣の美人。笑。

荷物を預かってくれて、それも一つや二つじゃなくて。

親切な人ですね~。^^
アバター
2013/02/10 21:45
沈滞アパート・・・がはははは

若い妻がいたことも忘れていたのかしら?
隣りの美人には シュークリームの手土産?(笑)

歪んだ街と部屋・・・住みたくないな。

アバター
2013/02/10 21:36
妻がいたのかと思った。



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