雨からの贈り物 #34
- カテゴリ:自作小説
- 2013/02/08 20:03:09
✿主な登場人物✿
・山中 美優…心優しく、可愛らしい女の子。身長が小さく150cm。主人公
・山中 竜斗…すごくチャラ男。女遊びが激しい。すごくモテ男。
・北島 美咲…美優の幼稚園からの幼馴染で親友。
・大森 真…竜斗の親友。いつも竜斗といる。
・福田 秋…美咲と同じバスケ部。 頼りになる副キャプテン。
・ケミィ・マリー…モデル。 すごく怪しい…。
・山中 咲…美人な竜斗の姉。 竜斗とは雰囲気が違うが、似ている。
第三十四章 『悪魔の取引』
「千本桜永久に響けえぇ~~~!!!」
美優はストレス発散のため、カラオケで熱唱中だった。
「おおう…今日はまたすごい熱唱ですねぇ…」
美優の熱唱姿にあっとうされる美咲。
「当たり前でしょ!?あんな男と付き合うとか私バカだぁぁぁああ!!」
キーーーーーーンと、美優の声が響く。
すごくうるさかった・・・・。
「だ・・・だよねぇ~! ほら、じゃんじゃん歌いなっ」
「おう!!」
美優のストレス発散のためつれてきた美咲だが・・・・。
まさかここまでするとは予想外だった様子。
初めてみる美優の素顔に
「・・・・・ハァ」
ガックシと頭を落とす美咲だった…。
それと同時にホッとしたのも事実だが。
-カラオケ終了-
カラオケ屋の出口で
「あー!歌った歌ったぁぁぁあ!」
と、大きく伸びをした。
「よかったよかった…」
美咲は美優のテンションについていけず、フラフラだった。
だが、美優はおかまいなし。美咲の腕をガシッとつかんで
「焼肉食べよう!!!ストレス発散するんでしょ!?」
「えぇっ!?」
ストレス発散しようとカラオケに誘ったのは美咲だったはずなのだが・・・・
逆に美優に引っ張られてるようになってしまった。
「付き合ってよ!ねっ?よし、決まり、行こうー!!!」
「キャァァァァァァア!」
その夜..... 美優のテンションに振り回され、全身の疲れがとれ切れなかった・・・・。
-翌日-
「あ゙~~…喉ガラガラだし、頭いたいし、まだ胃がっ・・・」
フラフラと待ち合わせ場所に向かう美咲。
「ウプッ…吐きそう…。ちょっと水かってこよ・・・・」
待ち合わせ場所付近の自動販売機へ向かった。
水を150円で買い、ベンチに座った。
「まだいけるな。」
美咲が時計を見た時の時刻は 7:45 だった。
待ち合わせ時間は8:00。 待ち合わせ場所付近だから、すぐ着くだろう。
と、美咲は落ち着きながら水を体に流し込んだ。
「んっ…!?あれって……?」
少し先に見える二つの人物。しかし誰かに似ている様子。
美咲が目を細めると・・・・・・・
「やっぱ、竜斗だ…。 でもとなりにいるのは…ケミィちゃん…?」
なんやら怪しい雰囲気・・・。
美咲はすこし胸騒ぎした。
※実話ではありません(続く)
美咲が竜斗くんに喝を入れてくれるといいですけどね...汗。
続き楽しみです☆彡