Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


雨がくれた贈り物 #33

✿主な登場人物✿
・山中 美優…心優しく、可愛らしい女の子。身長が小さく150cm。主人公
・山中 竜斗…すごくチャラ男。女遊びが激しい。すごくモテ男。
・北島 美咲…美優の幼稚園からの幼馴染で親友。
・大森 真…竜斗の親友。いつも竜斗といる。
・福田 秋…美咲と同じバスケ部。 頼りになる副キャプテン。
・ケミィ・マリー…モデル。 すごく怪しい…。
・山中 咲…美人な竜斗の姉。 竜斗とは雰囲気が違うが、似ている。


第三十三章 『企みの微笑み』

放課後・・・廊下に見える二つの影・・・。

「…誰だよ、こんな手紙よこしたの…。」

呼び出しをうけた様子の竜斗が来た。

(マジ、ムカツク…あったらすぐ殴ってやる。)

と、心でつぶやいていた・・・。

すると後ろから足跡が聞こえてきた。

「……きてくれたんだぁ、嬉しい。」

「えっ、女・・・!?」

呼び出したのはどうやら女の様子。

「アハハッ、男と思ったの?まあ、いいやぁ…。」

「…最近転入してきた子がおれにこんな手紙よこすなんて度胸あるじゃねーか」

「あらそうなの?」

「お前…何者なんだよ…。 まさか、秋になんか・・・?」

「まあ、用件はその手紙のまんまだよ。 美優が欲しいんでしょ…?だったら取引しましょ?」

と、微笑む女。

「……こんなむちゃくちゃな取引お前なんかとするか!!!」

と、手紙を床にたたきつけた。

「ふぅ~ん・・・?じゃあ美優ちゃんにこの写真渡しちゃおっかなー。」

と、写真を竜斗に見せた。

その写真は竜斗が女と遊んでる写真、または、キスしてる写真・・・

「コレを最近の物だって言えばアンタ…終わりだよねぇ…?」

と、微笑みを浮かべた。

「お前…なんでこんな事するんだよ?」

「さあ?なんででしょう?」

女の微笑みは鳥肌が立つほど怖かった・・・・

竜斗はそして・・・・・

「・・・・乗るよ、この取引。」

と、言ってしまった・・・・。

「・・・さすが山中竜斗ね。 じゃあ、約束どおりにこの場所でね。」

と、言って帰ってしまった・・・。

そして、校舎の裏側に行った女を待っていたのは

「おつかれ、ケミィ」

秋だった・・・・・。

「まあ、このくらい序の口だよ。 しかし秋も鬼だねー、あんな取引を言い渡すなんて。」

「私をもてあそんだのよ?これくらい当然」

「私もできる範囲お手伝いするわ。」

「ええ、あくまでこれはアイツへの復讐なの、気を抜かないようにしなきゃね」

と、つぶやいて2人は帰っていった。


その頃の竜斗は

「こんな取引っ…どうすりゃいいんだ…?」

と、取引の内容が書いている紙を握り締めて

その場にふさぎこんだのだった・・・・・。


※実話ではありません(続く)

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2013/02/06 16:57
続き気になります!



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