Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


雨がくれた贈り物 #32

✿主な登場人物✿
・山中 美優…心優しく、可愛らしい女の子。身長が小さく150cm。主人公
・山中 竜斗…すごくチャラ男。女遊びが激しい。すごくモテ男。
・北島 美咲…美優の幼稚園からの幼馴染で親友。
・大森 真…竜斗の親友。いつも竜斗といる。
・福田 秋…美咲と同じバスケ部。 頼りになる副キャプテン。
・ケミィ・マリー…モデル。 すごく怪しい…。
・山中 咲…美人な竜斗の姉。 竜斗とは雰囲気が違うが、似ている。

・高月 莉那…美人で足が長く、背も170cmを少し超えるくらい。人気読者モデル。

第三十二章 『』

翌日.......

「おはよぉ~…」

朝、美優が部屋から出てきた。

「あら、おはよう。 だいぶ疲れてるみたいだけど大丈夫?」

「大丈夫、心配させてごめん。」

といって、準備を整えた。

「よしっと、じゃあ行ってくるね!」

と、玄関のドアを開けた瞬間・・・・・・・・・

「よぉ・・・・、美優」

竜斗が自転車に乗って待っていた。

「竜斗君・・・・」

「ほら、カバン渡せ」

と、手を差し伸べる。

美優はそんな竜斗を無視して、素通りしていった。

竜斗はめげずに美優を追っていった。

「美優っ!待てって!話聞けよ!」

「ほんっとうに懲りない人なんだね!もう終わったんだよ!?もうほっといて!」

「おれは終わったなんて思ってない。」

と、腕をつかんだ。

「・・・・・さわんないで!」

手を振り払った。

「あっ・・・ごめんなさい・・・。」

「美優・・・本当にごめん・・・でもオレ今回は・・・・!」

「いつも言ってたんじゃないの? ”今回は”って。」

美優がそういうと、竜斗はピタリと動きが止まった。

「・・・・さよなら」

美優は学校へ向かっていった。

竜斗をそこへおいて・・・・・・・・・・・・・・・・・・


-そして学校へ到着-

「あっ、美優ー!」

朝練だった美咲が美優に駆け寄ってきた。

「美咲っ・・・・」

「アイツと話したんでしょ・・・?どうだったの・・・?」

不安そうにたずねてきた。

「別になんとも…。 もう…終わったんだし…」

と、悲しそうにつぶやいた。

それに気付いた美咲は

「……大丈夫?」

と、不安そうにたずねた。

心配させていると気付いた美優は必死に笑顔を作って

「大丈夫!もう終わったっていってんじゃん! ほらっ、昨日美咲言ってたじゃん。
あんな男忘れよーって!今日カラオケでストレス発散しましょー!」

と、笑い、必死にこぼれそうな涙をこらえた。

「そーだねっ!カラッオケ!カッラオケェ!」

美優のテンションを下げないように、美優を元気づけるようにと

美咲も必死に笑顔で語りかけた。

そんな2人を遠くから見つめる人がいた。

「フフッ、大チャ~ンスッ」

その者はニヤリと怪しげな笑顔を作っていた・・・・・・


※実話ではありません(続く)




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