明日地球が滅びるとも 今日君はリンゴの木を植える
- カテゴリ:映画
- 2013/01/31 19:22:38
たとえ明日地球が滅びるとも 今日君はリンゴの木を植える
『感染列島』という映画の中で、
医者になった理由を聞かれた檀れいが、亡くなった弟の好きだった言葉として紹介するフレーズだ。
いい言葉なので、調べてみたが、
原典はConstantin Virgil Gheorghiu
コンスタンチン・ビルジル・ゲオルギウ
『第二のチャンス』
という小説の中でマルチン・ルター(Martin Luther、1483年11月10日 - 1546年2月18日)、の言葉として引用されたものらしい。
(初出は1944年10月のドイツ・ヘッセン教会の回状。ルターが本当に言ったかどうかは不明という。)
ゲオルギウの小説では、リンゴを植えるのは「私」という一人称だが、
これを「あなた」という二人称にかえたのは、
開高 健(かいこう たけし、1930年12月30日 - 1989年12月9日)小説家
で、よく色紙に書いた言葉らしい。
明日、世界が
滅びるとしても
今日、あなたは
リンゴの木を植える
開高 健
「君」という言葉のものが多く見かけられるが、この言葉をアレンジしているようだ。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~tsuushin/sub10.html
石原慎太郎が演説などでよく引用している。
たとえ地球が明日滅びるとも、君は今日リンゴの木を植える
石原慎太郎(どこかの居酒屋で見た開高健の言葉の色紙)
(東欧の詩人ゲオルグの詩の一節)石原慎太郎「日本よ」
(サンケイ新聞 2007.6.4)
彼の言う意味と、
ちょっと違う気がするけど……