【アリスサークル/書き置き】
- カテゴリ:自作小説
- 2013/01/29 19:08:01
# - 名もなき時間(とき)のティータイム。
「——みんな揃った?」
「僕は居るよ」
「俺も居るぜ」
「私も居るわ」
「フランもー!」
「……、」
「俺も今着きました」
「おや、みなさん雁首そろえて今日はどうかなさったんですか?」
「俺が訊きたいね」
「あ、みなさんこんにちは!お待たせしちゃいましたか?」
「大丈夫だよ、ボクも今来たから」
「……僕も」
「とっても、賑やか、ね」
「ふん。だから私は苦手だと言ったんだ……」
「曾おばあ様、ご機嫌麗しゅう」
「あれ?今日の特別ゲストは?」
「さあ?」
「見てないわ」
「私も、見てない」
「私もです……」
「俺が来たときには居なかったけど」
「やあみんな、私のことも少しは心配してくれたって良いんじゃないかい?」
がやがやがやがや。
がちゃり。
「 みんな、ごめん! 遅れちゃった! 」
「「「「「 ヴァシカ !! 」」」」」
*
「本当にこれしか方法は無かったんでしょうか……」
「歪んでしまった物語を直すには仕方なかったのよ」
「そもそもアリスは特別な役です。
まずこの世界の住人でない彼女が、アリスという役を墜とされる必要は無かったはず」
「そうさ。アリスは本来死んでしまったらそこまでなんだ」
「奪って、奪われて、守られるのが、アリスだって、言うの?」
「俺は少なくともそう思いますよ。あなたと同じにね」
「あら、冷たいのね黒猫さん?」
「でも、彼女は望んでるのかな……」
「——これは俺たちから、あいつへの謝罪だ」
「世界の意志は、邪魔、しないって言い切れるの?」
「さあ、どうだろうな。しかし報復ならなんであろうと謹んで受けると、この場の全員で決めただろう」
「フランは良いと思うよ」
「……、」
「……それが、どんな結末に……なっても……?」
「良いじゃない。もう、私たちは精一杯生きたわ」
「絶望の淵で死に、死してなお彼女は報われない。
なら、私たちで彼女にもらったものを返そうって決めたじゃないか」
「それに僕の大切なアリスだしね」
「フランだって好きだもん!みんなのだよー」
「————なら、決まりですね」
「ああ」
「うん」
「ええ」
「「「「「 記憶と想い出を引き換えに。もう一度だけ、彼女に光を 」」」」」
——きっと、覚えててくれるよね
*****
いつかもう一回だけヴァシカを戻らせるなら考えた別の時間軸。
ヴァシカをフランにしてもいいとか思いつつ。
あー、言ってたよねーw 作った暁にはぜひ!
それあるww 良い意味で色々ありすぎてねw
ふ、だが渡さん!!ry
ネレーチェも忘れるなよ?w
今のサークルにはいろいろな思い出がありすぎて逆に動きにくかったりするからww
そして俺もフラン派だっ(キリッ
ロwリwコwンw!
そこは!遠慮!せず!目覚めry
雰囲気重視のために台詞だけなのだけどね!
だいたい口調でわかってもらえたかなあ?w
まじでねーすごいわ。