銭湯奇譚
- カテゴリ:日記
- 2013/01/17 21:36:55
18年前の今日。
私が住んでいた団地は、築半世紀になりそうな骨董品。
そこは風呂がなく、私は隣町まで風呂屋通いをしていた。
自宅から歩いて20分かかった。
隣町は歴史の古い街で、たくさんの銭湯があった。
最寄りの駅からなら徒歩5分圏内に、10軒近くあったっけ。
阪神大震災がおこってから1週間ぐらいたったころだろうか。
不思議な人々を、あちこちの銭湯でみかけるようになった。
疲れ果てた、他所からきた人々。
老若男女、子供もいた。
いかにも着の身着のままの、疲れきった人々。
それは被災地から、電車を乗り継いでやってきた人々だった。
大阪と神戸は、急行電車なら30分でいける。
だが震災で神戸・大阪の距離は、遥か遠くになってしまった。
電車の動いている場所まで歩き、そこから電車に乗り。
あらゆる物資のあふれる大阪に。
被災地ではなにより貴重な水があふれる大阪に。
買い出しに来て、そしてひと時の憩いを求めて、銭湯にやってきたのだ。
あったかな大きなお風呂は、普通でも最高の癒しだ。
飲み水すら満足になかった避難所暮らしの人々には、何ものにも代え難い心と体の癒しになったそうだ。
当時の大阪では、多くの公衆浴場で被災された方々を無料で招待していた。
自衛隊の即席銭湯ができるまで、その光景は続いた。
微笑ましいけど、やはり、二度とは見たくない光景でもある。
寒い時の暖かいお風呂は、なによりの癒しですよね^^
ちっちさん
お風呂上がりの、その方がガのお顔がとっても素敵でした。
カズさん
そうでしたね^^
自衛隊はそちら方面も、応用力がすばらしいです。
国防軍じゃなく、自衛隊であってほしいですよね、いつまでも。
らてぃあさん
こんな税金ドロボーなら、とてもいいですよ。
戦わない、働く軍隊ほど、素敵なのだと思います。
自衛隊の方が「自分達が税金ドロボーと言われる世の中がいい」と言っていたことを書いたコラムを思い出します。
有事への対応だけでなく、震災への対応をもっと普段からシュミレーションする事が大切だよね自衛隊は。
いざという時はやっぱり頼りにすると思うしね!
身体もですが、何より心が温まったでしょうね。
この前の震災でも銭湯を無料開放してたような気がする