☆家庭の外化
- カテゴリ:家庭
- 2013/01/13 00:22:34
ちょっと前ですが、貴重な講演をお聞きしてきました。
家庭の外化:家庭の中にあったさまざまなものが外に出て行くことをいう。このさまざまなものとは、道具のようなハードだけではなく、知識・知恵やデータのようなソフトも含む。
・外化の原因
家庭が外化して行く原因には次の五つが挙げられます。
①家屋の狭さ
②核家族化
③働き方の変化
④モータリゼーション
⑤情報化
現状では③働き方の変化が、外化を大きく進展させた原因の一つと考えられます。
・外化への対策
上記の五つの原因の対策はもちろんですが、下記の家庭の八つの機能の回復が重要になります。
①経済機能
②身分(役割)機能
③教育機能
④宗教機能
⑤摂食機能
⑥慰安機能
⑦保護機能
⑧愛情機能
現在の家庭は突き詰めれば、経済活動の犠牲になったといえるでしょう。家庭で出来ること、家庭でしなければいけないことが蔑ろにされ、食事(外食)や教育など多くのことが家庭外に頼るという異常な状況です。そして、外化が進むと家庭の崩壊へとつながります。そのため、今後の家庭のあり方を考えるのに外化の対策は必要不可欠になります。
以上のような内容でした。
言われてみれば、まったくその通りです。家が雨露をしのぐだけの存在になったら、この世は終わりでしょうね。できることから取り組みたいものです。
個人の幸せの追求も結構ですが、家庭を持ったからには最低限”親”をやらなくてはね。
崩壊しきった家庭で子供時代を送ったおばちゃんは、つくづくそう思います。
ホームとハウスの違いですかね