✿主な登場人物✿
・山中　美優…心優しく、可愛らしい女の子。身長が小さく150ｃｍ。主人公
・山中　竜斗…すごくチャラ男。女遊びが激しい。すごくモテ男。
・北島　美咲…美優の幼稚園からの幼馴染で親友。
・大森　真…竜斗の親友。いつも竜斗といる。
・福田　秋…美咲と同じバスケ部。　頼りになる副キャプテン。
・城嶋　愛…バスケがヘタクソ。足手まとい。秘密が多い子。
・山中　咲…美人な竜斗の姉。　竜斗とは雰囲気が違うが、似ている。
・高月　莉那…美人で足が長く、背も170cmを少し超えるくらい。人気読者モデル。

第二十章　『莉那の実力』

「莉那は私の友達で、アメリカでモデル、日本でもモデルしてるの」

「へっ・・・へー・・・」

口を開けて驚く美優

「咲とは、格闘道場で知り合いましたっ。　どうぞ、よろしくお願いします！」

ペコリとお辞儀をした。

「え？え？」

「ああ、莉那は今日からうちの家で暮らすの。　アメリカでの撮影は終わったから
次は日本をメインにしていくから当分は日本にいるの。」

「よろしくね、竜斗君」

ニコッと笑った。

「モデルの…莉那…ってどっかで見たことあるよーなぁ・・・」

その日はそのまま何もなく、美優は帰っていった。


－翌日－

「美咲っ、モデルの高月莉那って知ってる！？」

朝、待ち合わせ場所に大急ぎで向かっていた。

「高月莉那…？知ってるけど…。　なんでいきなり？」

「いやっ…、あっ、人気なの？」

「何言ってんの美優！高月莉那知らないの！？すっごい人気なんだよ！？」

カバンを探って、雑誌を取り出した。

そして、高月莉那の単独ページを指さして

「今大注目のモデル高月莉那！足も長くてオマケに顔も小さい！美人だし！
今の女子高校生で目指さない者はいないといわれてるくらいの子！！！
女優もやってて演技もうまい！アメリカでも活動し、英語もしゃべれる英国美少女！！！
マッサージ本とか出して今ダイブレイクしてるんだよ！！！」

と、長々と熱弁した。

「美咲…好きなんだね…？」

「うん！私もこの人目指してる！この人の写真集とかも買ったし～」

高月莉那のページを見ながら嬉しそうに語る美咲。

「ふぅ～ん・・・」

美優は少し、莉那という人物を知れたのだった。


－学校に到着－

「ハァ～ア…高月莉那さんがこの高校にきてくれたら・・・なぁ・・・」

急に目を丸くした美咲。

「？美咲？」

すると、美咲は指を校舎のほうに差し、ガタガタ震える。

「こっ・・・こっ・・・こっ・・・・」

「こ？」

「高月莉那ぁぁぁぁぁぁああ！？」

「え！？」

美優が校舎のほうに目を向けると、撮影をしている。

「美優！！行くよ！！！」

「あ！待って！」

2人は走って高月莉那の場所へ行った。

そこに着くと、監督の声が響く.....

「莉那！もっと左にかたむけ！！！」

－パシャパシャパシャ－

「校舎がと莉那が目立つようにポーズをとれ！！」

－パシャパシャパシャ－

「オイ！莉那、ちょっと来い」

「はい」

莉那は監督に駆け寄る。

「莉那、お前が着てるコーデはなんだ？」

「プレッピーコーデです。」

莉那が答える。

「じゃあ、なんでプレッピーコーデなんだ？」

監督が腕を組んで問う。

「プレッピーコーデの特集をするからです。」

「だよな？プレッピーはどんなイメージだ？」

「固い…ってイメージです」

莉那は少し戸惑って答える。

「だよなぁ？だったらなんでセクシーなポーズをとる？」

「はい、申し訳ありません」

「ああ、再開するから・・・次期待してる」

撮影を再開した。

莉那は再びポーズをとった

「よし、いいぞ、莉那！顔を少し右にむけろ！」

－パシャパシャパシャ－


－十分後－

「ハイ！お疲れー！いいよ！莉那！」

「ありがとうござましたっ！」

そんな撮影風景をみていた美優を見て莉那は

ニコッと微笑んだのだった。

美優は改めて莉那の美しさを知った・・・

そして、再び、胸騒ぎが起こったのだ。


※実話ではありません。（続く）