雨がくれた贈り物 #21
- カテゴリ:自作小説
- 2013/01/08 19:26:22
✿主な登場人物✿
・山中 美優…心優しく、可愛らしい女の子。身長が小さく150cm。主人公
・山中 竜斗…すごくチャラ男。女遊びが激しい。すごくモテ男。
・北島 美咲…美優の幼稚園からの幼馴染で親友。
・大森 真…竜斗の親友。いつも竜斗といる。
・福田 秋…美咲と同じバスケ部。 頼りになる副キャプテン。
・城嶋 愛…バスケがヘタクソ。足手まとい。秘密が多い子。
・山中 咲…美人な竜斗の姉。 竜斗とは雰囲気が違うが、似ている。
第十一章 『勉強会』
学校が終わり、放課後........
「あー、終わった終わった。」
美優は大きく伸びをした。
「みーゆっ、そろそろ行こうか」
竜斗が頭をなでる。
「うん!行こう!」
美優と竜斗は竜斗の家に向かった.....
-十分後-
「ほい、ついたぞ~」
「えっ…デカッ…」
そこにあった建物は綺麗な3階建ての家だった。
綺麗なお庭まである。
。
「わぁ~…めっちゃ綺麗な家だね…」
見上げながら言う。
「そうでもないけど?ほら、早く入ろーぜ」
-ガチャ-
ドアを開けると、そこには長い廊下があり、
木の床ですごくピカピカにみがかれている......
靴は並んですべてピカピカだ。
「うわぁ~…。」
美優はいっきに入りにくくなった。
「どうした?早く靴脱げよ。」
「ああ、うんっ・・・」
靴を脱いで、竜斗の部屋へ移動した。
-ガチャ-
「さっ、これが俺の部屋だ。 ゆっくりしてくれ。」
「う・・・うん・・・」
美優はカチコチのまま、小さなテーブルの前に座った。
「待っててくれ、今お茶入れてくる。」
「あっ、おかまいなく・・・」
「いいからっ」
ウインクをして、竜斗は1階へ下りていった。
「すごい綺麗なお部屋ー・・・」
部屋を見渡して、改めて思う。
-コンコン-
ドアからノックの音が聞こえる。
「はいっ」
「美優ちゃん、私だけど…。」
ドアの向こう側から聞こえる美声.....
「えっ・・・まさか・・・咲さん・・・?」
「そうよ、咲よっ。」
-ガチャ-
「こんにちわ、美優ちゃん、久しぶりね」
ニコッと綺麗な笑顔を見せた。
「咲さん、アメリカに行ったんじゃっ・・・」
「そうなんだけど、なんか最近仕事がないのよ。」
「そうなんですか?」
と、2人世間話で盛り上がる。
-ガチャ-
「姉ちゃん、何してんだよ。 勝手に入るなよ」
竜斗が戻ってきた。
「本当、彼女のためにお茶なんて入れたことないくせにね~。まったく」
と、ちゃかして帰っていった。
「わりぃな、美優。」
「ううん、すごく嬉しかった!」
満面の笑みで言う。
「そうか?なら・・・まあ・・・いいんだけど?って、早く勉強しなきゃ!」
「あっ、本当だ!」
2人は勉強の準備を整えた。
-1時間後-
「これもわからない・・・」
「えー?どれ?」
「ここ・・・」
美優が教科書を指でさす。
「あー、これはー・・・」
-ピーンポーン-
チャイムが3階まで鳴り響く。
「あれ、誰かな?」
竜斗は窓の外を見た。
「・・・・・?誰・・・だ・・・・?」
玄関の前に立っている身長が高く、足も細い....
あきらか美人オーラを出してる女性.....
ツバが広い女優帽をかぶってるため、まったく顔は見えない。
「・・・・・・・あ、咲さん」
咲がドアを開けた。
すると、その女性と親しそうに話してるのだ。
「姉ちゃんの知り合いかよ・・・キャリーバック持ってるし、アメリカの知り合いか?」
咲はその女性を部屋に入れた。
-コンコン-
「きたな」
竜斗は開けに行った
-ガチャ-
「あっ、竜斗、ついでに美優ちゃんにも紹介するわね」
後ろから美人で足長く、身長は170cm少し超えている。
「Hello everyone. I am Jyuri. nice to meet you.」
英語で自己紹介した。
「えええっ?自己紹介してるのはわかる・・・・けど・・・・」
戸惑う美優を見て
「フフッ、ごめんなさい。かわいい子はいじめたくなるんだよね~。ごめんごめんっ」
笑う女性。
「私の名前は 高月莉那(こうづきりな) よろしく」
美優はこの女性を見た瞬間、少し胸騒ぎがしたのだった。
※実話ではありません
あと、「綺麗な庭が」を「手入れの行き届いた庭」のが良いよ^^