✪ 海岸
- カテゴリ:30代以上
- 2012/12/25 23:23:14
夕暮れの浜辺の彩色はとてつもなく現実から遠い。
ピンクの空に紫色の海、
流れ着いたガラス瓶のエッジはオレンジ色。
群青色の砂、
ときどき白い石ころに影と一体となった鳥。
草木は早々と帰ってしまい、
残された防波堤のコンクリート。
チョコレートが大きくなったみたいなゴミたち。
囁き合いが、押し寄せる静かな潮の合間に聞こえる。
ここはラッキィな場所だ、何故だかそう思った。
どこかに、それを示す看板がないかと見回すほどだ。
どうして、砂浜はカーブしているのだろう。
行く先は海に突き出した岬。
銀色に光る灯台、沖で動かない貨物船。
僕の手は、君の手を握っている。
南の島を思い出したように、握っている。
砂を踏む音が、後ろに逃げていく。
僕の口から出た言葉も、海の中に逃げていく。
白い手・白い腕・白い肩・白い首・白い顎、そして赤い唇。
揺れる髪・揺れる瞳・そして、その瞳に映る青い空。
ここはラッキィな場所だ、何故だろうそう思った。
どこかにそれを示す看板がないかと探したけれど、
君の瞳の中にもそれはなかった。
「ごめんね」
「何が ? 」
流れ着いた瓶に入った手紙みたいな会話。
南の島を思い出したように、戸惑って。
砂は砂を乗り越えて、擦れ合う。
水は水を飲み込んで、混ざり合う。
朽ちた木片、ひしゃげたビール缶。
死んでいる生きもの、乾燥した生きもの。
誰も連れて行ってくれない、誰も片付けない。
誰もしまわない気持ちと、誰も取り出さない気持ちもここにある。
だから、ここはラッキィな場所だと思う。
「そうか・・・」
「どうしたの ? 」
「君が死んだこと、忘れてた」
「うん、ごめんね、死んじゃって」
生命の源。
海って、時々、生き物みたいに感じること、あります。
心残りがないように。
こちらこそありがとう、こんな独り言に共感してくれて。
ラスト一日でし。
考えてたんだけどね・・
ほんの少しの 変わらないくらいな 自分がここにいるんだけどさ。。
やっぱりどこかが、人生経ると 変わってたりするんだよね・・。
ごめんなさいね、ブラしゃんブログ記憶の言葉があやふやですが
「(ブラしゃんご家族のことを)忘れない」と遺された、と伺った お姉さんの言葉は、
こうして、現にブラしゃんの〈ここ〉なる位置となっておられるのでしょうかね。。
生きてて 大変で 荒波で、、が 当たり前な暮らしになってきてるとね。皆 そうだよね。
(大人だもの しゃーないさ)
わたしは〈ここ〉が 見つからない。だけどね。自分なりに心の戻れる立ち位置を
確認しながら、闘ってるヮ・・。
ウチの裁判(民事)も 今年高裁上告し、既に4年4ヶ月経過。キビシい 相変わらず。
でもさ。
裁判の「勝ち負け」の指針が「正義」は通用しないんだ、と経験上認識諦めてはいるけど、
素直な気持ちだけは、失っていないです。
んで、、
ブラしゃんのブログに、いろんな、そんな、確認をしてるです!!
今年も1年ありがとうございました。
お互いに、多忙な時間の流れに生きていることを感じます。
それでも。
ここのこの島に、ブラしゃんがいててくれて、わたしは時たまの訪問者だけども。
今回のブログに、心が大きく動かされるような、そんなあなたの中の 発信する光の
とある部分にこうまでも、自分自身のわたしが 深く届く気持ちで共感できる
この機会が大切です。
どうもありがとちゃん!.. のカトちゃんペっ^^ だなww
次の年も、ブラしゃんにとって 佳い1年でありますように♪ さけ美
いつか・・記憶だけが残る。
夕暮れの雪原も、夕暮れの砂漠も。
単調な景色の中には不思議な色が潜んでいて、人の心を連れてくね。
しばしの逢瀬。
だけど、いつか海岸を離れなくてはいけないよ^^
久々に姉の夢を見ました。
陸地は 海に繋がろうと手を伸ばしているよね。
海中でも、根。
陸地は 海の一部であることを確認したいのだよね。
赤い唇。
人はまっ赤な血をもって生まれ出てくるんだよね。
いつまでも一緒さ。
よく行った場所でし。
木枯らし・・ピープー。
温かなお話がいいですね。
今年最後の話はハッピーにするぞ。
想い出の場所。
ラッキィな場所に行けば
いつでも蘇る
遠い遥かなあの子の笑顔