聖なる夜に.... [クリスマス特別小説]
- カテゴリ:自作小説
- 2012/12/25 18:29:04
✿主な登場人物✿
・山谷 小雪…理想のクリスマスデートを夢みる普通の女子高生。
・松田 氷河…小雪の彼氏。 小雪の理想とはほど遠い彼氏。
・松田 美雪…氷河の姉。美人、上品で有名。小雪を妹のように扱う。
・城山 吹雪…美雪の彼氏。 小雪の理想に近い。小雪と幼馴染。小雪の初恋相手。
あの大雪の聖なる夜.... あなたとやっと結ばれました。
来年は幸せなクリスマスデートを夢見てた私.........。
・・・・・・・・・・・・で・す・が。
「小雪、今日も先かえってろ。」
「えー!?氷河今日は一緒に遊ぼうって......」
無視する氷河。
「…ったく、氷河のヤツ。美雪の弟じゃなかったらぶっ飛ばしてるっつーの。」
「吹雪君.... 本当に吹雪君はやさしーよねー。」
ふてくされる小雪。
「え?そんなことねーよ。 小雪は大事な幼馴染だからなっ。」
頭をなでた吹雪。
「っ~~~~/////// 私は氷河にしてもらいたいのー!」
と、吹雪の手をふりはらった。
「あ~、また吹雪、小雪ちゃんいじめてるのー?」
美雪が教室で立っている。
「美雪ちゃん! これは違うの!」
「ははっ、本気にしないで、私も本気で怒ってないわ。」
と笑った。
「ちぇ、美雪はいつも俺にちょっかいかけるな。」
「大丈夫よ、今日はクリスマスですもの。 もういじめないわ。」
「フッ、本当かぁ?」
「私が嘘ついたことある?」
ラブラブな雰囲気。
「なによー!もーいいもん!」
小雪はふてくされて走っていった。
そしてあっという間に暗くなった。
小雪は公園のベンチに寂しそうに座っていた。
「寒い.... 帰ろうかな。」
小雪が立った ・・・その瞬間
-パッ!!!!-
「へっ…?」
小雪の前には大きなツリーが点灯した。
「ああ、そっか.... ここ....こんなイルミネーションあったんだ。」
すると、プレゼントが落ちてきた。
「え?こんなサービスもあったの?」
小雪はゆっくりプレゼントを開けた。
すると.....................
「手袋…?」
ピンクのかわいい手袋が入っていた。
「メリークリスマス!小雪!」
前から聞こえてくる声.....
「ひ…ひょう…が…?」
ニコッ と笑って近づいてきた氷河。
「俺、一生権命選んだんだ。 小雪はピンクが好きだから。」
「で…も…。 なんでここが?」
「小雪はいつも悲しいときここに来るだろ?」
「…!知ってたの?」
氷河は手袋を手に取って、小雪の手を スッ とつかんだ。
「手がかちかんでんじゃないかと思って…。 お前は手荒れをいつも気にしてたしな。」
「ひょうがぁぁぁああ.....」
小雪は涙を流して抱きついた。
「オイッ....。 …今日だけ許してやるよ。」
抱きつく小雪を見て微笑んだ氷河。
2人の影には永遠の幸せが見えたのでした。
-完-
※実話ではありません。
でも 最初からラブラブやってたい方です^^
あ・・こんなだから ウチのナユリス ロクリスがちっとも結ばれないんかもw^^;
※白愛蜜酒さんの短編小説もいいですねb