Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


雨がくれた贈り物 #4

✿主な登場人物✿
・山中 美優…心優しく、可愛らしい女の子。身長が小さく150cm。
・山中 竜斗…すごくチャラ男。女遊びが激しい。すごくモテ男。
・北島 美咲…美優の幼稚園からの幼馴染で親友。
・大森 真…竜斗の親友。いつも竜斗といる。

✿あらすじ✿
身長150cm
の美優は美人な美咲と比べられる毎日にうんざりしていた。
そんな美優が大雨の日に出会った男が竜斗。
チャラ男に恋をしてしまった美優。
美優はチャラ男が嫌いで振ったが、竜斗が本気になると宣言して.....?

第四章 『美咲は鈍い』

「ねえ、美優…。 大丈夫…?」

早退すると決めた美優に、美咲がお見舞いに来てくれた。

「うぅ~…頭痛い…。 ごめんね、カバン持ってきてもらっちゃって…」

頭をおさえて申し訳なさそうに謝る美優。

「何言ってるの、昔からの親友なんだもん、当たり前じゃん!」

ニカッ と笑う美咲。

「……頭痛い」

「コラコラ、無理しちゃダメよ?」

無理して立とうとする美優に止める先生。

「・・・・・・・・・」

それを羨ましそうに見つめる美咲.....。

「美咲、じゃあまたね…。」

といって、カバンを持って帰っていった.....。

「またね。」

寂しそうに手をふる美咲。

「美咲ちゃん、そろそろ授業はじまるわよ?早く戻りなさい。」

「はぁ~い…。」

美咲は教室に戻っていった。


-2時間目-

「はい、じゃあ後ろのプリント配ってね~。」

「……はい、どうぞ。」

美咲の前にいるのは真。

「あ、どうも。」

真からプリントを貰った.....。

一番最後の席の美咲。

美咲の分のプリントになにか書いている.......

「ん?」

-美咲ちゃんへ-

今日ちょっと話せない?

いつものとこで待ってるからな。

            -真より-

.......との事。

「…直で言えばいいじゃん。」

あきれる美咲。

そして2時間目が終了した──────


-放課後-

美咲は屋上の階段へ向かった。

「おっ、真今日は早いじゃん。」

といって、真の横に座った。

「美咲ちゃん、話があるんだけど…」

「うん、何?」

ガチガチの真。

「おっ…俺と…」

「うん。」

ガチコチの真に気付かない鈍い美咲。

「俺とつきあっ・・・・・・」「真ぉぉぉぉぉぉおお!!」

遠くから聞こえてくる声.....

「えっ、竜斗!?」

「お前こんなとこで何してんだよ!探したじゃねーか!」

「なんでこんなタイミングでくんるんだよ~~…」

落ち込む真。

「アレ?美咲ちゃんじゃーん!」

「えっ、名前覚えてるの?」

「ハハハッ、クラス一のモテ女の名前俺が覚えてないワケないだろー?」

「やだー、冗談やめてよ」

モテるなんて思ってない美咲。

やけに仲がいい2人にやきもちやく真。

「もーいい。 美咲、また今度だ!」

「えぇ?真どうしたの?」

急に不機嫌になった真を不思議そうに見る美咲。

美咲の鈍さは治りそうになかったのだった。


※実話ではありません。

アバター
2013/08/18 17:15
美咲ちゃんってにぶかったんですね。
アバター
2013/01/06 14:59
鈍いってね・・こんなもんよね^^;
うん こんなもんだw
アバター
2012/12/24 13:18
続き楽しみです!



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