ドラマ【悪夢ちゃん】
- カテゴリ:テレビ
- 2012/12/23 13:39:40
【感想】当初、ちょっと不思議な学園物かと思いきや、キャラクターの濃さや人間関係の複雑さ、予想外のスピーディーな展開に惹かれて見てきたのですが、終盤での失速は否めませんでした。特に人身売買の組織が出てきてからというもの、それまでも充分に胡散臭かったのですが、一気に胡散臭度が激アップ。結局志岐のところに来た組織と、シスターマリカの組織は一緒だったようですが、何かいろいろと納得しづらい終わり方でした。ここまで大きな事件にせず、シスターマリカと出会ったことで、彩未と結衣子とその母の化身であるユメノケの関係がはっきりするという終わり方でもよかったように思います。無駄に話を大きくしようとして、逆にそれまでの世界観を壊してしまったような感じですね。発表会でミュージカルを披露したのは学園物っぽくてよかったですね。結衣子が音痴だったとは…w ラストシーン、それまでの劇中でセリフにはないのですが、結衣子の父親は志岐?という雰囲気を漂わせておいて、最後になって志岐が神社に現れる…かと思いきや、顔が見える前におしまいっていうのも、やられたーって感じでした。もう最終回だから釣りは必要ないのにねw しかしそれまでの話からして、彩未と志岐は両思いだし、結衣子が志岐の本当の娘で、結衣子は彩未を母親とも慕っているのだから、2人が結婚して結衣子を養女にすれば(志岐の実の娘だから養女にする必要はないのかもしれませんが、法的なことはよくわからないので一応…)、万事丸く収まりますよね。しかし、志岐は結衣子が自分の娘であることは知っていたのかな。まぁ母親と関係があったのなら、自分の娘であることくらい、わかっていたのかもしれないですね。ひょっとして、あそこまで執拗に結衣子をアメリカに連れて行きたがっていたのは、自分の娘を取り戻そうという意志もあったのかも?という考えは、ちょっと深読みしすぎでしょうか。志岐も今回の騒動で、でしゃばりすぎるとロクなことはないってことを学習したでしょうから、もうアメリカに行くとか言わないかな?w 最終回の今回は、胡散臭い人身売買の話は前半で片付き、後は彩未と結衣子のエピソードに終始したのはよかったと思いますね。全体的に見て、期待以上の出来で、北川も女優として一皮剥けた印象があり、視聴率的にはギリギリ及第点くらいですが、内容的には佳作といえるドラマだったと思います。子供も大人も楽しめる内容だったのがよかったですね。このドラマを子供向けだと思って避けるような人は、一生NHKのBS1だけ見てればいいと思います。
次回のは見る予定がありません;
土曜ドラマで探すと出でくると思いますよ
ぜひ入ってみてくださいね
視聴率はイマイチでしたが、ティーン層には絶大な人気があったみたいですね~