☆彗星
- カテゴリ:その他
- 2012/12/23 00:37:08
彗星は突然現れるものの代表のように言われますが、突然できあがるのではなく宇宙のどこか彗星の巣があって、そこからやって来ると考えられています。
実はこのことについて、二つの有名な説があります。一つはオランダの天文学者ヤン・オールトが考えたオールトの雲です。これは明らかにはなっていませんが、太陽から約1光年(5万天文単位)離れたところに彗星の素になる天体の群れがあると考えられています。さらに、オールトの雲は太陽系が生まれた時に取り残されたものだろうと考えられています。
そして、もう一つはアイルランドの天文学者ケネス・エッジワースとアメリカの天文学者ジェラルド・カイパーが考えたエッジワース・カイパーベルトです。これも明らかにされていませんが、海王星の外側に彗星の素になる天体の群れがあると考えられています。実際1990年代以降この辺りに多くの天体が発見され、これらの天体を太陽系外縁天体と呼んでいます。
一般に小惑星とはアステロイドベルトにあるものを指すことが多いのですが、太陽系外縁部にも小惑星があります。ここから何かのはずみで太陽に近づき楕円軌道を描くようになった天体が彗星と考えられます。
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- りんご
- 2012/12/23 20:11
- へぇ~
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