雨がくれた贈り物 #2
- カテゴリ:自作小説
- 2012/12/21 19:20:50
✿主な登場人物✿
・山中 美優…心優しく、可愛らしい女の子。身長が小さく150cm。
・山中 竜斗…すごくチャラ男。女遊びが激しい。すごくモテ男。
・北島 美咲…美優の幼稚園からの幼馴染で親友。
・大森 真…竜斗の親友。いつも竜斗といる。
✿あらすじ✿
身長150cmの美優は、身長168cmでスタイルもよく、美人な美咲と
同級生に釣りあわないと笑われる日々にうんざりしていた。
そんな時に教室から聞こえた大きな女の怒鳴り声。
そこには学校で一番のモテ男でチャラ男の男がいた。
そんなモテ男が嫌いな美優。
だが、大雨の日、美優はそのチャラ男に恋をしてしまった。
第二章 『好きになってしまった』
「ケホッ、ケホッ。」
「…美優?大丈夫?」
登校中..... 美優はずっとせきをしていた。
「大丈夫、大丈夫~♪」
「本当?顔赤いけど?」
「大丈夫!熱計ってきたけど36℃だったし!」
「そっか、なら大丈夫だね」
「うん!」
熱を計ったなんて真っ赤な嘘だ。
あの大雨でずぶぬれになった美優は今にも倒れそうなほどの
熱が出ていた。
「美優さぁ~、来週のテスト対策してる?」
「エ!?来週だっけ!?」
テスト一週間前と聞いてあせる美優を見てあきれた顔を浮かべた。
「美優~?前のテスト何点だっけぇ~?」
「ウ…20点です…。」
「今回のテストは絶対高得点取ろう!大丈夫!協力するから!」
「うっ、うん」
美優は ”また迷惑をかけてしまう” と心の中で思っていた。
「?どうしたの?」
「ううん!ありがとう、美咲。」
「えぇ?何?いきなり…」
「別に!あ、ほら、もう学校だよ!行こうっ?」
「うん……。」
走ってく美優の後ろ姿を寂しげに見つめる美咲。
そんな美優を追って、美咲も学校へ向かって行った.....。
そして、教室の前に立った。
────────────ガラッ。
「あっ、美咲おはよー。」
「はよー。」
「美咲りぃ~ん!おっはー♪」
「おはよ~」
女子が次々に美咲に挨拶する。
「あれっ、美優もおはよう。」
「あっ、うん、おはよう。」
「もー、由美!冷めすぎー。」
といってどこかへ教室から出て行った。
「美優…?大丈夫?」
「大丈夫って何が?平気だよ。」
「・・・・・・・・・。」
そして、一時間目終了。
「ウゥゥゥゥウ。」
机にふせてだるそうにする美優。
「美優…顔赤いよ?やっぱり保健室行きなって。」
「大丈夫だって。 とりあえず顔洗ってくる。」
美優は気をひきしめるため、顔を洗いに行った。
そして、水道の場所に立った美優。
「あれ…なんかフラフラするっ…」
美優は倒れた。
※実話ではありません。
どうなるの!?続き続き!!w