✿主な登場人物✿
・ティーナ…妖精の女の子。この物語の主人公。
・クリス…人間の男の人。ティーナの恋人。
・ミィーナ…ティーナの姉。村一番の美人でモテる。
・ヴァン・レナード…妖精の男の子。ティーナに想いを寄せる。
・マリー…人間の女の子。美しくて、可憐で、町一番の美人。
・ジル・マティ…すごく強い。　時々前暮らしてた場所の言葉をつかってしまう
・リズ・マティ…ジルの妹だが、父親が違う。ジルが大好き。
・ジェシカ・メニィ…No1石研所の所長。メガネで勇ましい女性。

最終章　『皆の将来』

「……お姉ちゃん、私」

「結婚でしょ？クリスと。」

ミィーナはニコッと笑った。

「えっ・・・・」

「伝えに来たわ....　本当にズルイ男…。」

フッと笑った。

「認めて…くれる…？」

「……ええ、あなたが幸せになってくれるなら…認めるわ。」

ミィーナは人間に恋するということが理解できた。

だから、認めた。

「ありがとう…お姉ちゃん…。」

─────────コンコン。

「はい、どうぞ～…」

「こんにちわ～！ティーナさん！」

ドアを開けた瞬間、リズが笑ってた。

隣には・・・・・・・・・・

「…こんにちわ。」

「あっ、あなたはっ・・・！」

「あなたじゃない、ジル・マティです。」

「…ええ、何のよう？」

冷たく当たるミィーナ。

「あの、何があったか知りませんけどお願いします...　何かあったら許してください。」

お辞儀した。

「私もあなたに悪い事したわ....　ごめんなさい。」

「…もういいわよ、もう…アイツとは終わったし。」

「…ええ、聞いたわ。　結婚するんですってね？クリスと。」

ティーナに言った。

「ハッ、ハイ…////////////」

顔を真っ赤にしたティーナ。

「お祝いにおいしい紅茶買ってきたから飲まない？」

紅茶の箱を見せた。　おいしそうな外国の紅茶だった。

「私が入れるね！」

「いや、お祝いの紅茶くらい私がいれるわ。」

ジルはキッチンに一人で向かった。

「…？珍しい、お姉ちゃんが積極的なんて」

キッチンに向かったジルを見つめて　ふと　思うリズだった。

そして、楽しいお祝いのティータイムは終わった。

そして.............　いよいよ結婚の日...........

「フフッ、綺麗ね。　ティーナ。」

「本当に、よかったわ…」

ミィーナは涙を流す。

「ティーナ、そろそろだ。」

「・・・・・・・・・・・・・」

クリスとミィーナは目が合った。

すると、ミィーナはクリスに　ニコッ　と笑顔を見せた。

それは、企みの笑顔ではなく、精一杯の祝福の笑顔だった。

「…ありがとう。」

笑顔を見せたクリス。

「チッ、しょうがなくティーナ手放すんだからな？幸せにしろよ。」

ヴァンは　スッ　と手を出した。

「…ああ、ありがとう…。　幸せに・・・な・・・」

２人は死んでまで幸せになりたいと願ったのだ。

幸せにならないわけがない。

「さあっ、はじまるわ！！！いってらっしゃい。」

ティーナとクリスは式に出た。

「…ティーナ…幸せになれよ…。」

涙を流した...............

「…ヴァン、はい。　ヴァンは私が支えるわ…。」

と、ハンカチを渡して背中をさすった。

「ミィーナ・・・。　ありがとう…」

「なんだ、あの２人。」

「でもなんか…お似合いだね…。」

ミィーナとヴァンを見て幸せそうに微笑んだジルとリズだった。

そして、始まった結婚式..........

「──────。　では誓いのキスを......」

とうとう来たこの時.......

涙を流す人、覚悟を決めた人、いろんな表情を浮かべる.....

そして・・・・・・・・・・・・・

「天国で…会いましょう…。」

「絶対行くからな。」

２人は誓いのキスをした...........

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あれ？

「え？え？消えて…ない…？」

「…やったぁ…消えてない！！！！！！！」

皆が喜んでる中、ジルは冷静。

（”あの時”入れた薬…うまく効いたみたいね、ティーナ。　…恩返しよ。）

あの時　とはジルが紅茶を入れたときだ。

あの時なんらかのクスリを入れていた。

「やったぁ・・・やったわ、クリス！！！」

「ああ！ティーナァ！！！」

２人は抱き合った......　そして、いままでにない美しく、幸のある笑顔を見せた。

小さな森の恋....　この２人は今までにはかなわなかった

人間と妖精の恋の歴史を一気に塗り替えた。

永遠の幸せを２人は誓い合い、永遠の幸せを手にしたのでした。

完。


※実話ではありません。

読んでくれてありがとうござました！