小さな森の恋 #48
- カテゴリ:自作小説
- 2012/12/19 14:26:39
✿主な登場人物✿
・ティーナ…妖精の女の子。この物語の主人公。
・クリス…人間の男の人。ティーナの恋人。
・ミィーナ…ティーナの姉。村一番の美人でモテる。
・ヴァン・レナード…妖精の男の子。ティーナに想いを寄せる。
・マリー…人間の女の子。美しくて、可憐で、町一番の美人。
・ジル・マティ…すごく強い。 時々前暮らしてた場所の言葉をつかってしまう
・リズ・マティ…ジルの妹だが、父親が違う。ジルが大好き。
・ジェシカ・メニィ…No1石研所の所長。メガネで勇ましい女性。
第四十八章 『もうこうするしかない。』
「………今日で退院かぁ」
ティーナは荷物を抱えて、病室を出た。
「あっ、ヴァン!お姉ちゃん!」
病院の入口で待っててくれてた二人。
「ティーナ…」
「…?ミィーナ、顔引きつってるぞ?嬉しくないのか?」
「ううんっ、嬉しいわ。 ティーナ!早くしなさい!」
こばしりでかけよってくるティーナの前に、一人の男が現れた。
「えっ……。 ク…リス…?」
ミィーナから見ると、後ろ姿だが、あきらかにクリスと分かる。
ミィーナはクリスを見て、両手で口を押さえ、驚いた。
「あなたは…」
「…?なんでミィーナが知ってるんだ?」
クリスはティーナの手を引っ張って、どこかへ連れ去った.....
「待って!!!ティーナ!!!」
クリスは早い.... ミィーナは追いつけなかった....。
「ミィーナ…おまえ…まさか…?」
───────その頃.....
「すごく弱かったわ....。 No1の研究所でどんな門番がいるかと思えば… フフッ。」
「あらそう.... それはよろしいことですわね。」
「…約束どおりの額くれるんでしょうね?報酬。」
「ええ、もちろんですわ。 なんたって私は人間の貴族ですのよ?」
「…なんであんたはこの石がほしかったの?」
「人間の私にしては小さすぎる石ですけど…これをアクセにすればちょうどですわ。」
「冗談はよしなさい。 あなたはこの石を使ってなにかしようとしてるんでしょ?」
「ご名答ですわ、ジル。 これで愛する人を奪った女に復讐するんですの。」
「あなたもつまらないことするのね。 だったら小さくなって忍び込めばいいじゃないの」
「フフッ、それする前にこの石が必要だったんですのよ? じゃあ約束どおり...」
「ええ、薬と報酬の交換よ。」
怪しい人間の女とジルは小さくなる薬と金(報酬)を取引した....。
「あなたは本当に使えるわね、ジル・マティ。」
女は薬を飲んだ......
「まあっ、本当に小さくなれましたわっ!これで復讐もできますわねぇ…」
「ええ、そうね。 あなたの復讐までには付き合わないわよ?」
「そう、残念だわ、ジル・マティ。 でもいいの。 この私に任せといて」
「ええ、”マリー・アーバルト”。 あなたの復讐劇... 影で見せさせてもらうわ。」
「ええ、どうぞ、ご堪能してくださいませ・・・・」
たくらみの予感.....
あのマリーが..................
─────────その頃
「ティーナ、ここで今誓ってくれ。 俺と結婚すると…」
「ハァッ…!? なに言ってるの!?」
「俺もお前が死んだ後絶対追う。 だから天国で幸せになろう…ティーナ。」
「…クリス」
真剣なまなざしのクリス。 あせるティーナ。
ティーナがくだす選択とは…?
※実話ではありません。

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- ぱち公
- 2012/12/19 23:41
- 続きすごく気になります!!
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