Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


小さな森の恋 #47

✿主な登場人物✿
・ティーナ…妖精の女の子。この物語の主人公。
・クリス…人間の男の人。ティーナの恋人。
・ミィーナ…ティーナの姉。村一番の美人でモテる。
・ヴァン・レナード…妖精の男の子。ティーナに想いを寄せる。
・マリー…人間の女の子。美しくて、可憐で、町一番の美人。
・ジル・マティ…すごく強い。 時々前暮らしてた場所の言葉をつかってしまう
・リズ・マティ…ジルの妹だが、父親が違う。ジルが大好き。
・ジェシカ・メニィ…No1石研所の所長。メガネで勇ましい女性。

第四十七章 『』

「で、なんの用?」

メガネの勇ましい女性。

でも若い。 せいぜい25歳くらいの若さ。

こんな人が所長なんて…と思ったリズ。

「…あっ、えーとこの石見て欲しいんですけど…」

「こっ…これはっ…うぉぉぉぉぉぉぉおおッ!!!」

ジェシカは目をキラッキラに輝かせた。

「えっ?えっ?;」

リズは何事か分からない。

「これは見たことのない石だよっ!ちょっと妹のレミに…」

ジェシカはあわてて、3階へあがっていった。

「レミッ、レミッ───!初めてみる石持ってきてくれたよ!!」

すると、下へ下りてくる足音.......

「あっ、紹介するね?コレ、妹のレミ。 チョ~美人でかしこい自慢の妹っ。」

顔を輝かせて紹介するジェシカ。

「うるさい。 自分の事は自分でやるからひっこんでてくれる?」

すごくクールでカッコイイ女性... たしかに美人。

ジェシカとは違ってメガネはかけてない。 金パツ美人というところだろうか。

「ハハハ、こういうところがすきなんだよー!」

と、意味不な発言。

「…ハァ、あたしはレミ・メニィ。 一応コイツの妹。」

と、ジェシカを指で指す。

「もぉ~、お姉ちゃんでしょ? まあ、レミは私より頭いいし、美人だからいいけどぉ~」

「まっ、こんなバカだけど一応所長だから。 で?石持ってきたのアンタ?」

金パツ美人、レミがリズに近づく。

「……コレ…です…」

レミにあの綺麗な石を見せた。

「…?コレ…どっかで…」

レミは本棚をあさり始めた。

「ハハッ、ねっ?レミのほうが頭の回転早くて、頭もいいのよ。」

誇らしげに言うジェシカ。

所長というのにこんな軽くていいのだろうか…。

「これだわ…。 でもなんでこの時代に…?」

「レミ、その本は…だいぶ古いみたいだけど…?」

その本は、ホコリがかぶっていた。

「……ジェシカ、その石…だいぶすごいヤツだ。 調べる価値はあるわよ。」

と、本をジェシカに渡した。

「え?どれどれ…」

ジェシカは本を開いた。

「…名前、結界石…本当にピンチになった時盾になってくれる........。って…!」

ジェシカはビックリした表情を見せる。

「わかった?ジェシカ。 この石は、もうこの時代には残ってないはずの結界石。
昔の超魔術師 ”アラファン” が作った結界石。 でも…もう壊されて今はかけらでしか
残ってない。 しかもそのかけらは石岩博物館に展示されている。」

「ってことは…コレは…もう一つの結界石…?」

ジェシカは目を輝かせた。

「めっちゃいいじゃん!ねっ、ねっ、それかして?調べさせて!!!」

「は…はい。」

リズは石…つまり結界石を渡した。

「…これを渡しに来たってしってるヤツらがいるはず。 門番をもっと固めて。」

珍しい石だから、ほかの研究所の人たちが来ると予想したレミ。

…その予想は見事に的中した。

「あちゃー…めっちゃ来てるわぁ~…」

窓から見える色んな研究所が送った人々たち.....

スパイというものだろうか。 だか、レミやジェシカは見破っていた。

すると、レミはフラッ......とどこかへ向かった・・・・

「あのっ、どこへ?」

リズが聞くと、すごく険悪な顔でリズを見て・・・・・・

「倒しに行くんだよ。」

リズは背筋がゾクッとなった。

そして、レミは行った。

「…大丈夫。 レミは強いから。 あの子は私より全部上なんだ。」

「フゥ、終わった終わった。 やっつけて警察に送り込んだから大丈夫。」

「お疲れ、レミ。 じゃあ早速❤」

パリィィィィィィィィンッ─────!!!!!

ガラスが割られた音......

そこにいたのは

「あああっ・・・ジ・・・ル・・・さん・・・」

「皆やられたみたいね…。 まっ、あんな真正面から行ったら当たり前かしら?」

自信に溢れる顔.....

「何しに来た…?だいぶご挨拶な登場じゃないの。」

レミは戦闘ポーズに構えた。

「あらあら、私と戦うの?やめときなさい」

「フッ、こっちのセイフだわ。」

レミはジルを睨んだ。

そんなレミを見て、戦闘ポーズに構えた。

「後悔しても知らないわよ。」

そして、ジルが、レミの足を蹴った。

まるで風のように一瞬でそれは信じられないほどの痛みだった。

「ウッ..........!」

レミは思い切り倒れた。

「だから後悔するって言ったじゃない。でもこの蹴り一発だけで負けるなんて…まだまだね。それでここの門番ナンバーワンなのね。 ここもたいした事ないってことかしら?」

フンッ と鼻で笑って、リズに近づいた。

「あら、あんただったのね。 まあそんなことどうでもいいんだけどね。」

ジルはジェシカに近づいた。

「それ、渡して?」

「えっ…あぁぁ…ダメ…です…。」

「あら、そう。 じゃあ.....」

ドスッ────────!!!!!

ジェシカの足を蹴った。

レミと同じように倒れ、結界石から手を放した。

「フッ、姉妹揃ってこれじゃこの研究所も終わりね。」

といって、結界石を拾った。

「これはいただいていくわねっ。」

といって、窓から出て行ってしまった......。

「ウゥ....ウァァァァァァァァァァアアッ!!!」

レミがおお泣きした。

「レ…ミ…。」

「………あの人の狙いはなんなの…?」

リズは涙をボロボロ流して、崩れ落ちた。


※実話ではありません。




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