☆酸素魚雷
- カテゴリ:その他
- 2012/12/12 00:12:06
たまには危ない話題にしてみます。
酸素魚雷と聞くと、なんとも特殊なもののように思えそうですが、推進剤を燃焼させる酸化剤に酸素を用いたものです。ただ、高速で長射程であったり、炸薬の量が多かったりと多くの利点はあります。さらに、最も大きな特徴は雷跡(魚雷の航跡)が目立たないということです。
酸化剤に空気を使用すると、燃焼に関係のない窒素はそのまま排気され、その気泡のために航跡ができます。しかし、酸素を酸化剤として使用すると、燃焼後に発生する二酸化炭素は水に溶けやすい性質のため、雷跡が目立ちにくくなるというわけです(ただし、酸素魚雷も始動時には空気を使用します)。
ところで、世界で初めてこれを開発したのは日本でした。1993年に日本海軍が開発した九三式魚雷で、その後あの特攻兵器である人間魚雷回天となりました。
終戦後これらの技術を見た米兵はそのすごさに息を飲んだそうですが、こういう技術は必要ないですね。
なんて思ったりしていて、なのになんで戦争を続けたんだろう・・・・と疑問中のなめこ。
けれど、こんな革新的な技術も開発したりしていたから、資源がなくても勝てると
中枢はかんがえていたんでしょうかねぇ。
これもそうなるといいですね。