coups de grâce
- カテゴリ:勉強
- 2012/12/11 22:43:27
時にサタンが、王に人口調査をさせるように仕向けて、
イスラエルに災いをもたらしました。
王(ダビデ)は、ヨアブをはじめ指導者たちに命じました。
「国中の人口を完全に調べ上げ、その人数を報告してくれ。」
ヨアブが反対意見を述べました。
「かりに神様が国民を百倍に増してくださっても、
みな陛下の民ではありませんか。 それなのに、なぜ、
そんな要求をなさるのですか。
なぜ、イスラエルに罪を犯させるようなことを、なさるのですか。」
しかし、王が説き伏せたので、ヨアブは命令どおりイスラエル中を巡り歩き、
エルサレムへ帰って来ました。 ヨアブが報告した総人口は、
イスラエルで戦いに出られる者百十万、ユダで四十七万でした。
ただし、ヨアブは王の命令を気に病んでいたので、
数の中にレビとベニヤミンの二部族を入れませんでした。
この人口調査のことで、神様も不きげんになり、
イスラエルに罰をお加えになったのです。
王は神様におわびしました。
「私は罪を犯しました。 どうかお赦しください。
自分のしたことがどんなにまちがっていたか、今、わかりました。」
そこで神様は、王の相談役である預言者ガドにお語りになりました。
「王に伝えよ。 『神様は、三つのうち、一つを選べと仰せだ。
1.三年間のききんか、
2.三か月のあいだ敵に苦しめられることか、
3.それとも、御使いが国中を荒らして、
三日間おそろしい伝染病に悩まされることかだ。
よく考えて、私をお遣わしになった方に何と答えるか、決めてもらいたい。』」
王は答えました。
「一つを選ぶのは、なんともつらいことです。どうか、私を人の手にではなく
神様の御手に陥らせてください。神様の思いやりは深いからです。」
ꔫ 旧約聖書 歴代志上 21章1-14節