小さな森の恋 #43
- カテゴリ:自作小説
- 2012/12/11 17:46:41
✿主な登場人物✿
・ティーナ…妖精の女の子。この物語の主人公。
・クリス…人間の男の人。ティーナの恋人。
・ヴァン・レナード…妖精の男の子。ティーナに想いを寄せる。
・マリー…人間の女の子。美しくて、可憐で、町一番の美人。
・ジル・マティ…すごく強い。 時々前暮らしてた場所の言葉をつかってしまう
第四十三章 『危ない恋』
「あ、ここまででいいですよ?」
ミィーナはクリスに送ってもらっていた。
「いえ、せっかくですから家まで送りますよ?」
「いえいえ、本当に大丈夫ですから、では・・・。」
ミィーナが クルッ と後ろを向いた瞬間、ミィーナの腕をつかんだ。
「えっ・・・・・・?」
クリスは ハッ───! と気付いたような顔をして、手を離した。
「ごっ、ごめんなさい…。オレ…その…。」
クリスはまた、悲しげな顔をした。
そんなクリスの手を握って、ミィーナは ニコッ と笑った。
「元気だしてください、何も気にしてません。」
ミィーナの笑顔を見たクリスは顔を真っ赤にしてた。
オマケにクリスはティーナに振られて弱ってる状態.........
クリスは心を揺らがせたのか、ミィーナの手を引っ張って、キスをした。
「・・・・・・・!!」
オドロキを隠せないミィーナ。
でもなぜか、ミィーナはそんなクリスを突き飛ばせなかった。
そんな2人を見つめる、人の影…いや、妖精の影。
「The thing that I am fortunate does not continue forever. 」
幸せという物は永遠に続かない
英語でそうつぶやいた。
ジルは ニヤッ と笑って、その場を去った。
───────────翌朝。
「んっ──────。」
病室でティーナが目を覚ました。
「あっ、ティーナ起きた?おはよう。」
横にはミィーナがたっていた。
「お姉ちゃん、来てくれてたんだ。 ありがとう。」
「うん、ヴァンも心配してたわよ?多分、今日来ると思うけど。」
と平然に話す2人。
そりゃそうです、2人は何も知らないのです。
「…ヴァンか、うん、来て欲しいかも…。特に今は。」
クリスと別れたティーナは弱っていたため、人の支えが欲しかった。
「何かあったの?」
ミィーナは何も知らない。
「…彼氏と、別れた。」
「・・・!そうなの!?」
ミィーナは嬉しそうな顔を浮かべた。
「なんでうれしそーなの。」
「そりゃそーよ!ティーナは人間と恋してたのよっ?反対だったし、嬉しいわよ。」
ミィーナは自分の事を棚にあげてるわけではなく、何も知らないだけ。
「・・・・・・そうだね、もう会わないって決めた。」
ティーナも苦笑いした。
「可哀想な2人。何も知らないんだものねぇ…」
病室にジルが急に来た。
「え?」「・・・・・?」
ジルは ニヤッ としながら近づいてきた。
「なーにも知らない二人に教えてあげる。 ティーナには言えないけどね。」
ミィーナの顔を見て、言った。
「He who is pleased with you yesterday had better separate. This is advice. 」
あなたが昨日気に入った彼は別れたほうがいいわよ これは忠告よ。
ティーナにはわからないよう、英語でしゃべった。
「・・・・・・!!!」
ミィーナは当分の間、違う国にいたため、英語がわかる。
「・・・?なんていったの?」
「えっ、えーと・・・」
ジルは真剣な目をしてた。
「フッ、じゃあね、おじょうちゃん。」
ジルは帰っていった。
ミィーナは冷や汗をかいた。
それはなぜか? そう、ミィーナはクリスを愛してしまってた。
※実話ではありません。
(英語は翻訳サイトで翻訳してるため、完璧にはあってないかもしれません 汗)
続き気になります!