Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


小さな森の恋 #42

✿主な登場人物✿
・ティーナ…妖精の女の子。この物語の主人公。
・クリス…人間の男の人。ティーナの恋人。
・ヴァン・レナード…妖精の男の子。ティーナに想いを寄せる。
・マリー…人間の女の子。美しくて、可憐で、町一番の美人。
・ジル・マティ…本名はジル・マティだが、仮名を使っており、仮名、アリス・コニー

第四十二章 『リズの役目』

「うんしょっ、うんしょっ、うんしょっとっ──────。」

リズは汗を流して、ニーナの死体を一生権命埋めていた。

「うんしょっ・・・っと・・・。」

埋め終えたリズは、汗をタオルでふき取った。

「フ──────!!これでジルさんにも…喜んでもらえ…る…。」

リズは満足そうに笑って、死体を入れてたバックを持って帰っていった。

────その頃、クリスとティーナ

「終わろう…。お願い…」

「ハ…冗談だろ?やめろよ…ティーナ…。」

苦笑いするクリス。

「冗談じゃない、わたしは本気、あなたと別れたい。」

ティーナはクリスに貰った指輪を スポッ と取って投げつけた。

「・・・・・本気・・・なのか・・・。」

ティーナはなぜか涙一粒ながしてなかった──────

まるで何も考えてないように、あの日あんなに誓った指輪を飛ばしたのだ。

「・・・・・わかった、もういい」

それをわかったのか、クリスも悲しげな顔をして指輪を拾い、病室から出て行った。

「っ───────。ごめんなさい。クリス…怖いの…。」

クリスが出て行った数秒後.... まるで、ティーナはいままで溜め込んでたような

多くの涙を流して、大きな声を出して、叫んで泣いた。 病室中響き渡ったくらい───。

「・・・・・・イタッ、あっ、すみませんㆀ」

「ああ、こっちこそごめんなさい。」

ミィーナとクリスが肩と肩をぶつけ合ってしまった。

そして、キラリと光る物が落ちた。

「?」

それに気付いたミィーナは スッ と手を伸ばして拾った。

「なに?コレ・・・。指輪?」

”そうだ、あの人が落とした指輪なんだわ”

ミィーナはクリスの指輪と気付き、クリスを追っかけていった。

「あの、すみません!」

病院の外を出たクリスを呼び止めた。

「・・・?なんですか?」

クルッ と振り向くクリス。

「コレ、あなたのですよね?」

ミィーナは指輪を スッ..... と差し出した。

「あっ、これ…。 落としちゃったんですね、さっき。」

クリスは指輪を受取った。

そんなクリスの顔をうかがって、ミィーナは首をかしげた。

「え、なんですか?」

「いや、見かけない顔だなぁ~って…ごめんなさいね。 失礼よね」

「ああ、いやいいですよ。」

「…あの、よければコーヒーでも飲みません?せっかくあったし…なんかの縁かもっ」

ミィーナは ニコッ と笑って、クリスを誘った。

弱ってるクリスに、村一番の美女ミィーナに誘われては、行かないわけがない。

「いいですね、行きましょうか」

クリスはニコリと笑って、ミィーナと近くのカフェへ向かった。

そんなことも知らないティーナは、ずっと病室で泣き声をあげてたのでした。

そして、ミィーナとクリスは近くのカフェへ到着。 時間はお昼だった。

「綺麗な指輪ですよねっ、すごくほれ込んじゃいましたよ。 誰か付き合ってる方でも?」

無神経というべきか…。 ミィーナは突撃なことを聞いた。

ミィーナが無神経なわけではなく、何も知らないからだ。

「え?ええ?ああー、えー?うーん。 まあ、元カノ?のんです。」

クリスは顔を寂しげにした。

「アレ?」

ミィーナは首をかしげた。

「この指輪…見覚えあるなぁ…」

ジィ─────、と見たミィーナ。

「気のせいでしょ。」

笑うクリス。

「ですよね、なわけないですよねぇ~、ハハハハハッ」

2人はどこかいい雰囲気。 怪しい雰囲気だったのです。


※実話ではありません、




月別アーカイブ

2019

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.