かじかんだ手をいくら暖めても・・・
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/12/10 17:22:25
北風が、当たり一面 吹きまわる。
コートの襟を立て、コートのポケットに手を入れて・・・
下を見ながら、風に飛ばされないように・・・
体全身に力を入れ、一歩一歩、前に進む。
それでも、押し戻される。
帰るには、来た風に逆らいながら、帰らなきゃ行けないのに・・・
コートのポケットに入れた手は、それでもかじかんでくる。
時々、両手を息で暖めて・・・
でも、その息は白くそして冷たく・・・
その冷たさは、あなたの心と同じ?
私の吐く息は、純白なあなたへの心と同じなのに・・・
どんなに、かじかんだ手に息を吹きかけても、暖かくならない・・・
そして、私の心もかじかんだまま、暖かくならない。
でも、私の心はあなたへの想いでかじかんでいる。
いつまでたっても、かじかみ続ける。
コメントありがとうございます。
一度、凍りついたものは本当になかなか元へは戻りません。
ゆっくり、ゆっくりと溶けていくのでしょうか?
どれだけ、時がかかるのでしょうか・・・
正直・・・5年かかった事、ありました。
誰かの温もりがあれば、そのスピードが変化するんだろうな♫