ここは、元禄の江戸の町。
年の瀬も迫った師走の夜であった。

「御用だ！、御用だ！」・・・御用提灯が踊る中、２匹のネコが屋根伝いに逃げてゆく。
彼らの名前は「にゃん太」と「クロ」という江戸の大泥棒なのだ。

今夜も、暴利をむさぼるあこぎな商人や悪代官の屋敷から、金銀を頂戴してきたのだ。
しかし、盗んだものは、「お餅」や「おもちゃ」に替えて
すべて恵まれない者たちや子供たちにすべて分け与えていた。

丑三つ時に、そーっとおいてくるので、彼らの仕業とは誰も気が付かなかった。
首にぶら下げた鈴の音だけを残して去っていったのだ。

そして、皆は、朝起きると枕元に何かおいてあるのでビックリしていたものだった。

ある夜、子供たちに後ろ姿を見られてしまった。

それからだ・・・・「あれは、にゃん太とクロの仕業に違いねぇ」という噂が立ち、

人々は・・・・
「きっと、にゃん太とクロっす」と言い
「にゃんたとくろッス」→「にゃんたくろッス」→「ニャンタクロース」→「サンタクロース」
になったという。

実はサンタクロースというは、江戸が発祥であったというお話でした。。。

（嘘です＾＾；）