Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


小さな森の恋 #39

✿主な登場人物✿
・ティーナ…妖精の女の子。この物語の主人公。
・クリス…人間の男の人。ティーナの恋人。
・ヴァン・レナード…妖精の男の子。ティーナに想いを寄せる。
・マリー…人間の女の子。美しくて、可憐で、町一番の美人。
・ジル・マティ…本名はジル・マティだが、仮名を使っており、仮名、アリス・コニー

第三十九章 『ニーナとジル』

タッタッタッタッタッタ─────!!!

「あら、もう来ちゃったの?もう少し待ってくれたっていいのにね。」

ジルは風のように消えていってしまった。

「ふぅ、すぐに自動販売機見つかってよかった~!」

ティーナはカフェ・オレを手に持って座った。

「ん…」

「ニーナさん!!!」

ニーナが目を覚ました。

「ニーナさん!わかる!?私だよ!!!」

「ジ…ジル…?」

「えっ・・・・」

「あっ、アニーさん目を覚ましたんですね!すぐに先生呼びますねっ」

看護婦は先生を呼びに走っていった。

「ニーナさん、わかる?私。ティーナです!!!」

「・・・・ジル・・・ジル」

「アニーさん、大丈夫ですか?どこも痛くないですか?」

「はい、大丈夫です。」

「完璧に回復してる…。なんて早い回復なんだ…。」

「……ジル」

ニーナは悲しい表情を浮かべた。

「もう大丈夫だ。あと少しだけ入院すればな。」

「ありがとうございました!」

先生は病室を出た。

「・・・・・ティーナさん、ほかに誰か来なかった?」

「へ?」

「リズの荷物持ってきたぞー」

「あっ、ありがとう。」

「…ありがとうね、クリス君」

ニーナはニコッと笑った────。

「何でオレの名前…」

「知ってるわよ。あなたを小さくしたのはこの私だし、あの時呼んだのは私よ?」

そうだったんだ」

ティーナは驚いた顔でニーナを見た。

「そうだったんすか…」

「まだ力が残っててよかったわ・・・。ギリギリだったのよ…。ジルにやられて・・・・」

ニーナは何かに気付いたような顔をした。

「ジル…どこに行ったの…?ジルと話したい…会いたいわ…。」

ニーナは撃たれてとどめまでやれたかけたのにこんな事を言ってた。

「ニーナさん、あっちゃダメですよ!ジルさんは…あなたの事を…母親って言う目ではみてませんでした………!まるで…ずっと憎んできたただの女を見てるような目…でした。」

そういわれたニーナはすべてを失ったような絶望的な顔を見せた。

「ジルは…私を恨み続けてるのね…。私が甘かったわ…。」

ニーナは涙を流した。

「ニーナさん、あなたをかばうことはできません。」

「・・・・え?」

「この件についてはあなたをかばえません。ジルさんに…同情します。」

ティーナはまっすぐな瞳でニーナを見た。

「…そうよね、誰でもそう思うわよね。あの人に似てるからって…捨てたのよね…。」

「ジルさんがどんな思いで生きてきたと・・・」

「わかったような口きくんじゃないわよ。」

ティーナの頭に銃を向けてじっとたってるジル。

「ジルさん……。」

「あんたみたいな幸せバカになにがわかるのかしら?」

「ジルさん・・・私は・・・」

「お喋りはそこまで。私も本当の目的に移らないとね…」

パン!!!!パン!!!!パン!!!!


※実話ではありません。

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2012/12/08 22:38
どうなっちゃったんですか!?

続き気になります



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