Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


小さな森の恋 #36

✿主な登場人物✿
・ティーナ…妖精の女の子。この物語の主人公。
・クリス…人間の男の人。妖精を信じて探し続けている。
・ヴァン・レナード…妖精の男の子。ティーナに想いを寄せる。
・マリー…人間の女の子。美しくて、可憐で、町一番の美人。
・ジル・マティ…本名はジル・マティだが、仮名を使っており、仮名、アリス・コニー

第三十六章 『癒す女性』

「あの…母の事知ってるんですか…?」

女性はため息をついて、ソファに座って足を組んだ。

「自己紹介がまだだったわね。私はニーナ・アニー。よろしくね?」

「あ、ティーナです…」

「私はここのカウンセラーなの。心を癒す仕事よ。」

と ニコッ と笑った───。

「そ・・・うですか・・・」

ティーナは心の中で予想してしまった。

”お母さんは・・・カウンセリングを受けていたのね・・・”と。

「ミティさんはカウンセリングを受けてたの。”人間に恋しちゃった”と。」

「ママは…そこまで悩んでたんですね」

すると一つの疑問が現れた。

「なんで私の母って思ったんです……?」

「え?ああ、そうね…。データを取ってるのよ、ミティさんの。」

といって、真っ黒のファイルをティーナに差し出した。

「ずっと話したいと思ってたのよ 彼女の家族に。」

「・・・・・・私たちに?」

「ええ、あの人…家族に心配かけたくないって言って何も話してなかったのよねぇ。」

ティーナは真っ黒のファイルをページを開いた。

「二ページ目はその子がここにきた時の日記を書いてもらってたのよ。」

「・・・・ハァ。」

ティーナはページを開いて、二ページを見た────。

”今日は、あの人に会った。 会っちゃいけないとわかってるけど
やっぱり会いたくなってしまう…。 先生、許してください。”

「これは、初めてきた時にダメだって言ったのに会っちゃった時の事ね。」

”今日はニーナ先生に言われたことを守りました。 会わない。
そのことだけを心に決めて、今日を過ごしました。”

「フフッ、この日はちゃんと守った日ね」

そして、ティーナはパラパラとめくっていった。

”先生、私はもう無理です、おかしくなりそうです…。
ごめんなさい、会いに行きます、あの人に会いに行きます。”

「この日…母の命日…」

「そうなの、この日少し様子おかしかったのよ。」

「ん・・・?」

”先生も一生許されない過ちをしたことがあります。
でも忘れて歩んでいくしかないんです。あなたはやり直せます。”

「・・・許されない・・・あやま・・・ち・・・?」

「えっ?あっ・・・」

バッ とファイルを取り上げたニーナ。

「あの・・・何かしたんですか・・・?」

「何にもないわ。忘れて。」

と、フッと後ろを振り向いた瞬間…一枚の写真が落ちた。

「ん?・・・これ!!!」

「あっ・・・・・・・・・・・!」


※実話ではありません。

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2012/12/06 18:55
続きがすごくきになります!!!



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