Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


小さな森の恋 #33

✿主な登場人物✿
・ティーナ…妖精の女の子。この物語の主人公。
・クリス…人間の男の人。妖精を信じて探し続けている。
・ヴァン・レナード…妖精の男の子。ティーナに想いを寄せる。
・マリー…人間の女の子。美しくて、可憐で、町一番の美人。
・ジル・マティ…本名はジル・マティだが、仮名を使っており、仮名、アリス・コニー

第三十三章 『ジルの過去』

「ジルさん呼んできてくれない?話がしたい…」

リズは涙を流しながら、ティーナに伝えた。

「わかった。 行ってきます」

ティーナはジルを探しに向かった......。

「あっ、ティーナっ?」

クリスは追えない。

そんなクリスの後ろにひっそり潜む小さな影。

「フッ.......」

パチンッ。 と音がした時にはクリスは小さくなってしまった。

「えっ…小さくなった…。 誰だ…?」

クリスが探したときにはもう影の姿は消えていた。

誰がクリスの恋に手助けしてくれたのでしょう…???

─────────その頃のティーナは

「ジルさんっ・・・・!!!!」

「・・・・・・・・?」

ジルは、森にいた。

「何か用かしら・・・・・・?」

「話があるんです!!来てくださいっ!!!!」

「…なんなのよ、あなたみたいに暇じゃないのよ。」

ジルは帰ろうとしてしまった。

「リズさんって妹だったんですねっ!」

こういうと、ジルは ピタッ─────!と止まった。

「え・・・・・・?」

「あっ・・・。その・・・今日見ちゃったんです。 リズさんの母の手紙…」

「………あの人の」

ジルは グッ と唇をかみ締めた。

「やっぱりほかに何か知ってるんですよねっ!!! 教えてくださいっ」

「なっ、何もしらないわ。第一何か知っててもあなたには関係ないでしょ?」

「リズさんに頼まれたんです…。 連れてきてって。」

「リズに…?ってことはリズにも知られてたのね。 わかったわ、行くわよ。」

ジルとティーナはリズの家に向かった。

そして、家についた・・・・・。

「ジルさん…。 いや、お姉ちゃん…」

「リズ…」

「私は失礼します。 2人で話してください。」

ティーナは家から出て行った。

「ハァ.... まさかこんなすぐ知られるなんて思ってなかったわ。」

「なんで黙ってたの?ひどいよ…」

「なんで黙ってたか?答えは一つよ。」

ジルはリズの耳元にちかづいて、そっとささやいた。

「私は一人でいきるのが好きだからよ。 家族なんていらないからよ。」

リズは、 ドンッ とジルを押した。

「チッ」

「あなたそんな人じゃないでしょ?じゃあなんで手助けしてくれたの?」

「…同情したからに決まってるじゃない。 私は永遠に一人よ。 兄妹なんていないわ。」

「ジルさ・・・・」

ビュッ───────!とリズの顔に銃を突きつけた。

「それ以上近づいたら撃つわよ。 あなたなんて…家族じゃない。」

「・・・・・・・・・・!」

ジルはそういって、出て行ってしまった。

「ひどい…ひどすぎるわよ…」

ジルは何を考えてるのでしょうか・・・


※実話ではありません。





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