小さな森の恋 #32
- カテゴリ:自作小説
- 2012/11/27 15:26:03
✿主な登場人物✿
・ティーナ…妖精の女の子。この物語の主人公。
・クリス…人間の男の人。妖精を信じて探し続けている。
・ヴァン・レナード…妖精の男の子。ティーナに想いを寄せる。
・マリー…人間の女の子。美しくて、可憐で、町一番の美人。
・ジル・マティ…本名はジル・マティだが、仮名を使っており、仮名、アリス・コニー
第三十二章 『リズとジルの関係』
「え……」
リズは唖然としていた。
そして、続きを読んだ.......。
でもね、リズちゃんママとパパは本気であなたを愛してた。
本気よ?? ママもパパもリズちゃんの事本当の子だと思ってたわ。
でもそれだけじゃ、納得しないわよね…本当の親の事も気になるでしょうし…。
話さないで、と口止めされてたけどママが死んでしまったら教える人はいなくなる…。
だから、ママはちゃんと、リズちゃんに真相を言います。
リズちゃんの本当のお母さんの名前は ”ニーナ・マティ” という名前よ。
そして、お父さんの名前は ”ジャンク・マティ”。
2人は最初はすごく仲良かったんだけどね…でも急にジャンクさんが
妊娠したニーナさんに『おろせ』と言ったのよ。 でもニーナさんは抵抗して
『絶対産みます』と聞かなかったのよ。 それからすごく仲が悪くなっていった....
その決心を見たジャンクさんは無理やりでも産ませないとニーナさんに暴力を
しだした。 ニーナさんは怖くなって実家に逃げたのよ。 ニーナさんと私は幼馴染で
あの頃の事情はよくわかってた。 そして、無事、長女を産めたのよ…。
でも、ジャンクさんに見つけられた…。 でもジャンクさんの態度はまったく
怒ってなかった。 そして、また妊娠をした…。 でも妊娠したらまた殴れた・・・・。
ニーナはまた逃げて、出産した。 ニーナさんはジャンクさんから逃げようと思ったから
実家じゃなく、どこか遠くへ逃げたのニーナさんはジャンクさんが大嫌いになっていた。
もう怖くて怖くてたまらなかった。 でも…長女の顔がジャンクに似ていた。
もちろん、次女の顔もよ。 だからニーナさんはその子どもを…捨てたの。
ビックリでしょ?ジャンクに似てるからって捨てたのよ…??
その長女と次女は私にお世話になるのは悪いと言って5歳に出て行った。
5歳まで育てておいて、ニーナさんは捨てた…ひどいわよね…。
そして、それから9年がたった.... するとニーナさんが急に赤ん坊を抱えて
泣きじゃくって私に助けを求めてきたわ。 ”この子を…預かって” と。
私がその子を抱っこすると、まるで風のように出て行ってしまったわ。
それがリズちゃん、あなたなのよ。 いまだにニーナさんの住所も知らないわ。
一応、ママが分かることを書いときます。
長女の名前は ”ジル・マティ” 次女の名前は ”ケミィ・マティ”
じゃあね、リズちゃん…。 天国で見守ってるわね。
「・・・・ママ」
リズはボロボロに泣いていた。
「リズちゃん……」
「…ジルさんって…お姉ちゃんだったんだ…。私の…お姉ちゃんだったんだ…」
「・・・・・・・ジルさん」
”報酬のためなら動く”この意味が分かった瞬間だった。
※実話ではありません。

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- ぱち公
- 2012/11/27 23:29
- すごく続きが気になります
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