Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


小さな森の恋 #25

✿主な登場人物✿
・ティーナ…妖精の女の子。この物語の主人公。
・クリス…人間の男の人。妖精を信じて探し続けている。
・ヴァン・レナード…妖精の男の子。ティーナに想いを寄せる。
・マリー…人間の女の子。美しくて、可憐で、町一番の美人。
・ジル・マティ…本名はジル・マティだが、仮名を使っており、仮名、アリス・コニー

第二十五章 『部屋の明かり』

「ねえ、ラン…大丈夫…??」

ティーナが顔を覗き込んで、心配した。

「えっ??ああ、うん!!大丈夫!!ごめんね、心配かけちゃって」

と笑っているが、あきらか無理してる笑顔なのだ。

「………ラン」

そんなランに気付いたティーナは不安になった────。

「大丈夫…だから…」

ランはどんどん闇へと歩いていく考えになっていった.......。

そして、ティーナは帰宅した。

「ただいまー、っと」

「あら、ティーナ。おかえりなさい」

「お姉ちゃん…」

ティーナはお姉ちゃんに会うのに戸惑いを感じていたのだった。

そして、姉の隣には......

「あっ、違うのっ…!!!今日はただ、ティーナのためにっ…!!!」

「そっ…そっか!!!あっ、着替えてくるねー!!」

”余計なことしないでよ!”といいたかったが、今の姉にはその言葉はキツイだろう。

ティーナはそう考えた。 だからあえて何も言わなかったのだ。

そして、ティーナは着替えた。 すると、ティーナの部屋の窓の外から明かりが見えた。

「……クリス??」

その明かりを見て”ピンっ”ときたティーナは急いで家を飛び出した。

「なっ・・・なんなの・・・??ティーナってば…」

ミィーナと、ヴァンは2人きりになった。

「ティーナがいないなら、俺は帰るな。」

と、立ち上がったヴァンの手をつかんでミィーナは言った。

「いっ…行かなくてもいいじゃない!!せっかく作ったんだし…」

「お前一人で食べろ、俺は帰る」

冷たい言い方だが、これもヴァンの優しさなのだ。

「…なんでなの??なんでいつもそうやって…ティーナ、ティーナって…」

手をつかんだまま、顔をうつむかせて、言った。

「好きなのに…なんでなの…私のどこが悪いの…??」

「ミィーナっ!!前にも言っただろっ!?お前には悪い所がないけど俺は…」

「言わないでっ…!!!!!!!」

ガッ.... と手につめを立てた。

「イテッ・・・・・・!!!!」

「あっ…ごめんなさい…つい…。」

パッ と離した。

「……ティーナの様子見てくる。」

ヴァンがドアノブを握った瞬間..............

「ティーナを探さないほうがいいんじゃない??」

「…え?」

シ──────────ン。 一瞬時間が止まった....。

「あっ…いや、あわてて出て行ったし、急用かな~って…」

すると、ヴァンはミィーナのとこへ行って、ガッ と胸ぐらをつかんだ。

「お前なんか嘘ついてねーか??なんか知ってんだろ…??」

「っ・・・・・・。」

すると、ヴァンの頭の中でなにかのささやき声が聞こえた。

”ティーナとクリスがまた会ってる。 早く阻止してあげないとマズイわよ”

それは”ジル”の声だった.... だが、ヴァンは何も知らない。

ジルの事だって何も知らないのだ。

「ティーナと・・・アイツが・・・!?」

誰がささやいたなんてどーでもいい。

そう思って、ヴァンはティーナのためにひたすら走った。

(間に合ってくれっ…!!!!!)

そして、その頃…どこか遠くでは......

「しっかりやりなさい、ヴァン・レナード。あなたがあの子の未来を変えてあげるのよ…。
今のままじゃ…あの子の未来はないわよ。」

ジルは何か知ってるようです。

そして、”ある事”になるまえに、何か阻止しようとしてる様子。

ジルは何を知ってるのでしょう・・・・。



※実話ではありません。




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2012/11/21 17:19
続き気になります



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