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エルフは幸せだったのか?


もうだいぶ前の話。

会社のエライ人に
「ねこ君、まさかかたあしだちょうのエルフは持ってないよね?ニヤリ」
と聞かれたので
失礼な!もちろん持ってますよ!」と答えて持参すると
某所にて数人の低学年の前で「読み聞かせ」するはめになってしまったorz

で、読み終える直前、困った。
「めでたしめでたし、はい!おしまい」で終われる話ではないのである。

とりあえず子どもたちに感想を聞いてみる。
甘かった。低学年ならこんなものかという回答だorz

改めて読み返してみる。
ラストはこれでいいのか?これでエルフは幸せなのか?
いろいろと考えされられる箇所がある。

で、社内でことあるごとにいろんな人に
「エルフは幸せだったと思うか?」の質問をぶつけてみた。

面白いなぁと思ったのは、人によって解釈や感じ方が千差万別だったこと。

まず幸せだった派の主な意見。
・一人さみしく死ぬのではなく人の役にたって死ねた。
・死んだのではなく、永遠の命を得ていつまでも子ども達のそばに居れた。
・エルフのオアシスにはたくさんのどうぶつが集まってくるからさみしくない。
・ありがとうと言ってもらえた。

不幸だった派の主な意見。
・途中、みんなからわざと忘れられていくのが切なすぎる。
・不遇の時期が長く、結局死んでしまう。
・姿を変えてまで永遠に生き続けるのが幸せなのか?結局忘れられるだろう。
・子ども達が寄りつかなくなったのは残酷。近くで遊んでるのに・・・

ちょっと聞き方が幸か不幸かの二極論だったかな・・・
で、私はどう思うかというと、

生き方を貫けた点では幸せだった。
でも生き方を変えられなかった点では不幸だったと思う。

キーワードはいくつかある。

①まず故意に忘れられていくエルフが流した涙の意味は?
②樹になるのを描きたいのなら、戦いは1度で十分では?片足を失って辛い時期の描写が長すぎる。
③なにより、顔のちょうど真下あたりに池ができており、
 「エルフのなみだでできたかもしれない」とわざわざ書いてあること。

特に③がエルフが幸せだったかどうかを考えるきっかけになった。

この絵本はかなり古い時代のものである。
自分のためではなく、誰かのために命を賭ける「自己犠牲」を美化した
そんな「時代」を代表する作品だと評価する人も多い。
でも果たしてそれだけだろうか?

たとえ片足を失っても、みんなを守れたという誇りはあったと思う。
でもその結果、みんなから忘れられるさみしさ、悲しさを味わうことになった。

また同じ危機を目にしたとき、前と同じ辛い結末が待っているのが分かっているのだから、
目を背けることもできたはず。

でも彼は生き方を変えることができず、助けに行かずにはいられない・・・
そんな人生の辛さを作者は描きたかったのではないかと思う。

では、もし生き方を変えられたら、幸せになれたのか・・・というのも難しい問題だ。
死なずに済んだとしても、結局は自責の念から一生後悔し続けるかもしれない。

(生き方を変えること)=(これまでの人生を否定すること) という図式が、成り立つのでは
ないだろうか。だから生き方を変えることができない。
人間とは、そんな不器用な生き方しかできない生き物のような気がする。

もちろん幸せだったかどうかはエルフ本人でないとわからない。

結局はみんなから忘れられることになると分かっていたとしても、
仲間と楽しく過ごした時間があったのだから、エルフ本人は幸せを感じながら
眠りについたのだ・・・と願ってやまない。

#日記広場:日記

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2012/11/27 01:17
>なぎささん
絵本ですが、絵は版画なので迫力あります^^;
大ベストセラーなので今でも売ってるかな。
wikiでもあらすじは載ってますよ。
アバター
2012/11/24 17:50
わぁ~どんなお話なんだろう。。
読んでみます・・




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