【あらすじ】伊豆の頼朝は妻・政子と前年生まれた娘とともに幸福な日々を過ごしていた。東国武士たちは、頼朝の義父となることは清盛の怒りにふれるのではと時政を心配するが、時政は平家の世は長くは続かないという予言めいたことを口にする。一方京では、心労のせいで重盛が病に伏していた。清盛のたくらみに感づいた後白河法皇は、平家の力をそごうと画策。藤原基房と手を組み、清盛が嚴島詣でに行くようにしむける。

【感想】さてそろそろ本格的に、平氏の凋落が始まりますね。平氏の政権は、「平氏にあらずんば人にあらず」と言われたほど栄耀栄華を極めたかのように見えますが、実のところ密かに平氏に反感を抱く者も多く、法皇ともよく揉めていたし、言うほど磐石じゃないじゃんと思ってます。特に滋子が死去してからは、1177年には鹿ケ谷の陰謀、1179年には所領没収に対抗する形での治承三年の政変、1180年には次回放映予定の以仁王の乱など、立て続けに危機的状況に陥り、最後は滅亡にまで追い詰められているわけですからね。思うに、天皇家というのは千数百年に渡って日本に君臨してきた王族なわけですが、ここまで続いたのもひとえに、時の権力者にとって利用しやすかったからだと思うのです。天皇家自体は何度も力を失い、時の権力者に虐げられている時期もかなり長かったのですが、天皇制という絶対王政は、バックボーンを持たないが軍事力だけはある権力者にとって、自分をその下に置くことにより、それまでの政権を倒す絶好の大義名分でした。鎌倉幕府しかり、足利幕府しかり、明治政府しかり…。その点、天皇家の実質トップである法皇を幽閉してしまったのは、反平氏勢力にとって都合のいい口実を与えてしまったのと同じことだと思うんです。だからこそ、幽閉された法皇は余裕を失っていなかったのかもしれません。以仁王ならずとも、誰かが天皇家を蔑ろにする平家を討つだろうと、考えていたのかもしれませんね。ものすごーく他力本願ですがｗ 清盛は武士が頂点に立つ世を目指すとよく言っていましたが、今までの彼の行動を見ていると、どうにも後手後手に回っているような気がしてなりません。今回の政変だって、法皇が平家の所領を没収したことに対する報復でしたし、今までの例からしても、平家が率先して何かを始めたということがないんじゃないかと思うんです。だからいつも勝ってもその後どうすればいいかまではあまり考えてなくて、応急処置しかしてこなかったから、人脈も経験もあまりなく、結果半平氏勢力を多く生み出すことになってしまったという。あ、なんか最近それに似たような勢力が日本にもありましたよね。………民主党ｗ



【あらすじ】ウィザードに倒されたはずの幹部ファントム・フェニックスが甦った。フェニックスはその名のとおり、死と再生を繰り返す不死身の体をもつファントムだったのだ。一方面影堂では、晴人がファントムを探しに出かけている間に、木崎ら国家安全局０課のメンバーが押しかけてきて、輪島に指輪を作って欲しいと依頼する。突然の要求に驚く輪島が断ろうとすると、木崎は部下に命令し、無理やり輪島を連れ去ってしまう。

【感想】初回？に出てきた国安のメイン回ｷﾀ――(ﾟ∀ﾟ)――!! この国安さんを演じている川野直輝ですが、ジャニーズJr.だったのにドラムへの夢を捨て切れず脱退し、その後ドラマーとしてデビューするもなかなかミュージシャンとしては有名になれず、どちらかというと役者さんとしての活躍が多いという、異色のタレントですね。ゲキレンジャーや仮面ライダーＷにも出演しているため、特撮ファンには知ってる方も多いと思いますが、私が覚えてるのは、相棒tenとか、後は踊る大捜査線のＭＯＶＩＥ３以降なんかが印象深いですね。さて、この国安さん、どんな秘密を抱えているのかな。直己の言うように、上司を置いて逃げるような性格にはとても思えない。晴人たちから見ると冷徹に見えますが、多分責任感も正義感もとても強い人物だと思うのです。任務を遂行するために、多少の犠牲(本人含む)も厭わないといったタイプの人間ですね～。きっと彼をそうさせたのが、直己の父親が死んだ事件じゃないかと思うのです。晴人と木崎が組めば、もっといろいろやりやすくなるだろうけど、恐らくこの２人の性格じゃ無理でしょうねｗ でも組んでるところも見てみたいな。半年前の事件の謎は、きっとあのガーゴイルファントムが言っていたことにヒントがあるんでしょう。因縁の場所…半年前のように逃がしはしない…ひょっとして直己も父親が死んだ現場にいたのでは？ しかしあまりに悲しいことだったため、その時の記憶を失っているとか？ 父親が死んだのは実は直己のせいで、木崎はそれを言うことができず、いや、言わない方がいいと思っているのかな。そのせいで誤解を受けているとか。きっとそんなとこだと思うんですが、予想は当たるかな？ あと、ガーゴイルの形状がなんかヘンですｗ 首が長い感じにしたかったのかな？ｗ ガーゴイルって元々は彫刻が施してある雨樋のことだったんですね。その名も水がゴボゴボ言ってる音からきており、うがい(ガーグル)と語源が同じだとか。伝説の怪物を石像にしたものではなく、石像から怪物になった、珍しい例ですね。