お願いみんな 探してよ (NYシリーズ⑥)
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/11/09 04:14:53
“Where is a Uniecorn!!!Please find the Venus!!!
Please find me!!!!”
ただいまの時間2/6(木)AM0:43・・・日本時間は木曜日の午後2:43・・・
あっ・・・今 私・・・久々にそうとう酔ってる?
夜 日本から出張にきている人が来て ついつい飲まされて・・・
「えー?もしかしてなんか訳ありでこんなところまで来ちゃったんじゃないのー?」なんて言われて・・・
「Broken Heart? Get lost???」オイ!ずいぶんはっきり言ってくれるじゃないの!
そんなんじゃないよ・・・そんなんじゃない・・・でもそうとう傷ついているかも???
“Lost my way”は事実かも・・・
そのうち「そろそろおいとま・・・」ってみんなかなり酔っ払っているゾ、誰が運転していくのよ?
「大丈夫 大丈夫 俺そんなに飲んでいないから、お姉ちゃんも一緒に行くでしょ?
夜中のハイウェイもなかなかなもんだよ、それにこんな夜中にひとりで留守番はいやでしょ?
おとといもたったの20分でべそかいていたじゃない」って・・・
「やだ、今日はこの状態で車に乗るほうがもっと恐いよ」って言ったら(私にしてみれば、珍しくわがままな発言)
「なーに死ぬときはみんな一緒さー!」だって・・・
「そんな、そんな 私には日本に私の帰りを待ってくれている人たちがいるんだから」と言うと、
つかさずお客さんに
「えー?本当にー?本当はみんなせいせいしているんじゃないのー!」って・・・
よけいなお世話よ。
でも・・・酔った勢いで車に乗せられてしまって、往復一時間ちょっと 隣町のホテルまでHghi wayすっ飛ばして・・・
何とか無事に帰ってきた。
そして車を降りて空を見上げてみたら・・・すき間がないくらい星が輝いていた。
「あっ!オリオン座! と言うことは ユニコーンはどこ?ユニコーン探してよ!」
そのうち「“Where is a Uniecorn ? Where is the Venus ?Find the Venus!!!” 」
「ねぇ みんなお願い探してよ、一緒に探してよ、私の星を」
なんてこと言い出して
「早くもう寝かしたほうがいいよ、姉ちゃんそうとうよってるよ」
と言われて・・・ベッドルームに連れてこられた・・・
そんなに酔っていないよ、今も窓から外見たら星がいっぱいだよ。
でも星が多すぎて どれがユニコーンだかわからない・・・
それに ヴィーナス(金星)も見つからない・・・見つかるはずないよね。。。。。
いつの間にか、やっぱり寝ちゃってて・・・
ヘリコプターがサーチライトを照らして飛んでいた・・・
カーテンのすき間からライトが入り込んでまぶしくて目が覚めた。
今・・・朝方の5:39・・・あったまいたーい!!!でもそんなに飲んでないはずだよね、、、
缶ビール2本に・・・赤ワイン・・・一本・・・・・・・十分飲んでいるか・・・
まだ明けぬ外を窓から見たら・・・東の空にヴィーナスが煌々と輝き光っていた。
そうか・・・今の時期のヴィーナスは明け方に見えるんだ!
去年の夏の夕暮れに さんざん見上げていたヴィーナス。
そう・・・別々の場所で・・・あの人と一緒に・・・
またこうして それもこんなところで見ることができた。
何か・・・この先、変わっていくものがありますように・・・
それにしても 頭が痛い!!!
昨日ドラッグストアーで買ってきたアメリカバージョンのエキセドリンでも飲んで。。。
今のうちに下に降りて 夕べの洗い物すませておくとするか・・・
今日本は・・・もうじき夜の8時です。
我が子たちはもうおうちに帰っているかな?
それから・・・あの人も・・・日本の空も・・・今夜は星が輝いていますか?夜空がきれいですか?・・・
(*アメリカバージョンのエキセドリン・・・絶対にアメリカに行ったら手に入れたいものでした。日本のエキセドリンじゃ・・・もう効かない。それから睡眠薬入りのエキセドリンPMというのまで買ってきてしまった・・・これは、かなり効く。)
・・・・・続く・・・・・
~NY 2002年2月6日記~