“Good Luck!”(NYシリーズ⑤)
- カテゴリ:日記
- 2012/11/08 04:16:28
ついにやってしまった! “I'm lost! I lost my way!!!”・・・???
今日は朝からすごくいい天気。
ようやく右側通行にもだいぶ慣れてきたことだし、暇だったので近くまでドライブでもと思い、
それについでにクリントンさんちでも見てこようかな?
なーんて、出かけたのはいいけれど・・・ 「あら???なんか・・・ちがう・・・」どんどん山の中に・・・
とりあえずどこかでUターンして戻ろうと思いつつUターンする場所がなくて、
それにうかつにもよそ様の家の前でUターンしようものなら
不法侵入者として撃たれても文句が言えないのがアメリカというもの。
山道をどんどん下って行って、そのうち2車線になり目の前に大きな湖が出現!
そしてその先は二股に分かれていてどう考えてもHigh way!
あのHigh wayは、どう考えてもとなりの州につながる道・・・
さっきまではほとんど車がいなかったのに急に対向車も後続車も増えて、
でも1分たたないうちに ハザードランプをつけた車がピタッと私の車の後ろに止まった。
サイドミラーを見てみるとその車のバンパーの部分はピカピカと赤く光っている。
そしてその車、ドアーを少し開けたものの人が降りて来る気配はない・・・
おそるおそる車から降りると、その車の中からなんとポリスマンが降りてきた。
(それも、左手を拳銃に添えながら・・・)
“What's the matter?May I help you?”
私は思わず “I’m lost! I lost my way!!!”
(どうやら私は人生まで見失ってしまった???) なんて言ってしまって・・・
「どこまで行きたいの?」 「チャパカ」 「チャパカは全く反対方向だよ」
(Oppositeってわかってるよ、チャパカから来たんだもん)
「この道 ユーターンしてもいい?」「だめ この先右側の道を行って・・・(省略)」
(当然全部英語だったけれどもう私の英語は、もうめちゃくちゃ・・・)
と帰り道を丁寧に教えてもらい、何とか家に帰ることができた。
最後にポリスマンに“Good Luck!”なんて言われて・・・
幸運を祈っててくれよ、なんて思いながら・・・
(慌ててその場を立ち去りたくて、ウィンカーをつけたつけたつもりが、ワイパーを回し・・・おばかな私)
やっとの事戻ると
「だから、言ったじゃん。いつもお姉ちゃんはこうだよ、でもよくライセンス見せろって言われなかったね」
と歳の離れた妹までにも怒られて・・・
きっとポリスマン私がそうとうパニくって見えたのか?
実際にパニくっていからその上にライセンスまで見せろと言えばもっとパニくると思って言わなかったんだろうな、と思ったしだいで・・・
でも・・・とってもハンサムで優しそうで(実際に凄く優しかったような・・・)凄く素敵なポリスマンでした。
今日は めちゃエキサイトした一日・・・アメリカに来てまでこんな体験をしてしまった。
(私らしいと言えば、はいそれまで・・・)
私の方向音痴はNYでも筋金入りだ。
いつになったら私の思う所にたどり着けるのか?ついでに私の人生も ・・・
それにしてもどうしてすぐパトカーが来たの???でも本当にあのポリスマン・・・格好よかったな・・・
お馬鹿!!!全然懲りてないじゃない私・・・でした。
・・・・・続く・・・・
~NY 2002年2月3日記~