Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


小さな森の恋 #14

✿主な登場人物✿
・ティーナ…妖精の女の子。この物語の主人公。
・クリス…人間の男の人。妖精を信じて探し続けている。
・ヴァン…妖精の男の子。ティーナに想いを寄せる。
・マリー…人間の女の子。美しくて、可憐で、町一番の美人。

第十四章 『怪しい妖精』

「何ココ…気持ち悪いわ…」
あの柱の道を歩いて行っているとなんだか別の空間に入ってるような感じがした....。
「どこなの…何なのこの森は…」
といって、やっと柱が途切れたところまで来た....。
「やっと....たどり着いたわ....。」
というと、ティーナは何者かにひっぱられた....。
「キャァッ!!!!」
そして、何か別の空間に引き込まれていったのだった.....。
「ん…。ここどこ,,,,,,,??」
左右を見てもどこもかしこも真っ暗.....。
「どう??体調は」
「あっ…あなたっ…!!!!」
「ここまでくればいいわ。 私の名前はジル。 ジル・マティよ。よろしく」
「ジル…マティ…?」
「さっ、無駄話もコレくらいにして行きましょう」
といって、ジルはスッ....とティーナの手をひっぱっていった.....。
「えっ、どこ行くの…」
「うるさい、無駄口はなしよ」
どこもかしこもまっくらだったのです。
「さぁ、ここよ あのお方がまってるわよ?? クスッ....」
と、意味深な笑みを浮かべて、扉を開けた.....。

キィ.......。

「フッ.......。」
ドンッ!!!!
「ひゃっ・・・・・・・!!!」
ティーナはドンッ....と押された。
「おお、ティーナ.....わが嫁よ......」
「はっ......はぁ??」
そこには王様のような、大きい男がいた。
「おい、ジル!!!!ジルはどこだぁっ……!!!!」
「はい、ダン様、お呼びですか??」
「式の準備をしろー!!!豪華にしろよ!!!」
「ええ、もちろんです。」
「ちょ…なんの話!?」
なぜか、勝手に話が進んでいた。
「お前は私の嫁になるんだ、ありがたいと思え」
「はぁ…はぁっ……!?」
「そーいう事よ、バカ妖精。 あんたに惚れたらしいのよ。」
「え?ええ?どこで?だって初対面…あぁっ!!!!まさかあの時の!?」
「ドレスの試着があります、どうぞ??花嫁様......。」
「どっ…どういう事…なの…?」
なぜかちゃくちゃくと進んでいく結婚話。
「……助けて…助けてよ…」
誰に助けてと言ってるのか……??
それはティーナが一番知ってるでしょう。
…あの人です…あの…『人間』の男に助けてと…言ってたのでした。

※実話ではありません。





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