Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


小さな森の恋 #12

✿主な登場人物✿
・ティーナ…妖精の女の子。この物語の主人公。
・クリス…人間の男の人。妖精を信じて探し続けている。
・ヴァン…妖精の男の子。ティーナに想いを寄せる。
・マリー…人間の女の子。美しくて、可憐で、町一番の美人。
第十二章 『大事な物を.....』

「.........お母さん」
ティーナは家のベットで包まっていた すると───
コンコン......
「ティーナ??いるー??」
「うん、いるよ」
「ティーナ、こっちに来てくれない??」
──といって、ティーナはフィーナの元へ走った。
「これみて」
といって日記帳を見せた───。
「何…??日記…帳…??でもお母さんのんと違う…??」
「うん、そーなの。 まあ…中見てみて??」
──といって日記帳の鍵を渡した。
「うん…」
ティーナはガチャリと日記帳を開けた....。
「ん…??これっ…!!!!」
フィーナはコクッ....とうなずいた。
「そうなの。 これ.....パパの日記帳なのよ.....。」
「なんで.....私にお父さんの日記帳を.....??」
「まあ、中を見ればわかるわよ。」
「・・・・・・・・・・??」
ティーナは、そっ.....とページを開いた。

○月○日 ✖曜日

今日、ミティが殺されたと報告が来た。
どうやら、ミティは人間の男に惚れてたらしい....。
悔しいが、仕方ないことだったのかもしれない.....。
オレはミティを愛してる、信じてた....。
もちろん今もだ、だからオレはあの人間たちに.....。
復習すると決めたんだ。

........復習すると決めたんだ。

「って.....ちょっ.....これっ......!?」
「そうなの、パパは自殺じゃないのよ。」
「やめて…何も言わないで…」
耳をふさぐティーナの手をつかんでいった───。
「パパは殺されたの!!!人間にっ……!!!!!!」
「やっ......めて......」
「わかる!?人間はみんなこうなのよ!?私たちの家族は人間に殺されたの…!!!」
「イヤァァァァァァァッ───!!!!!」
ティーナは耳をふさいで崩れ落ちた.......。
「あ.....ごめんね、ティーナ......でも.....知らなきゃいけないことってあるでしょ??」
といって背中にポン.....と手をおいた.....。
「───────そう......。」
「え??」
「お姉ちゃんはいっつもそうじゃんっ…!!!!!!!」
───といって突き飛ばした。
「ティ.......ティーナ......??」
ティーナはボロボロに泣いていた....。
「お姉ちゃんはそうやって卑怯な仕方で私の大切な物奪っていくじゃんっ…!!!!!」
「そっ......そんなつもりじゃっ......!!!」
「私の初恋のときだってそうだよ!!お姉ちゃんのせいで振られたんだよっ…!?」
「え・・・・・・??」
「振られたときの言葉なんだったと思う?? 『お前のお姉ちゃんとお近づきになれると思ったからお前と付き合ったんだ』って.....『お前に興味なんか持ったことねーよ』って.......」
「まさか....あの時私と付き合った人って.....」
「そーだよ、私が.....手回したんだよ......そうやって自分の手汚さずにさぁ........
私の大事な物とっていくよね,,,,,, だから..... だから..... 嫌いなんだよっ......!!!!!!!!」
バァァァァァァァァアンッ──────!!!!!!
「ティーナァッ!!!!!」
ティーナは家から出て行ってしまった.....。
(お姉ちゃんなんか嫌い!!!!!大嫌いっ!!!!!)
ティーナはなぜでしょう…??
こうなった時に絶対足を運んでしまうのです.....。
あの『悪魔の森』に.....なぜでしょう?? もしかして.....
呪われてるのでしょうか??

※実話ではありません。




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