Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


小さな森の恋 #11

✿主な登場人物✿
・ティーナ…妖精の女の子。この物語の主人公。
・クリス…人間の男の人。妖精を信じて探し続けている。
・ヴァン…妖精の男の子。ティーナに想いを寄せる。
・マリー…人間の女の子。美しくて、可憐で、町一番の美人。
第十一章 『ビンにつめられたあの日....』

「.........ここか」

ある日、ティーナは誰かの家に行っていた───

「.......大丈夫、私なら.....大丈夫......」

ティーナは、住所が書いてある紙をグシャッ....と握り締めて、インタンホンを押しに行った。

「..........」

ピーンポーン.....インタンホンが鳴り響いた───

「はぁ~い??誰ですかぁ~??って.....ティーナちゃんっ」

「こんにちわ、先生」

そう、ティーナは『あの』新事実を確かめるために、話してくれた先生の元へ行っていた。

「どうしたの??」

「実は....先生に聞きたいことがあって.....いいですか??」

「ええ、いいわよ。どうぞ??」

先生はティーナを家に入れてくれた。

「わぁ~…先生の家って....大きいんですねっ!!!」

「フフッ、やだ、ティーナちゃんってばぁっ!!今、お茶入れるわね~♪」

──と、ティーナがちょっとほめるとすごく機嫌が良くなった先生。

ティーナはあのことを聞くのに必死だった.....。

「ティーナちゃーん??紅茶にミルクはいるかしらーっ??」

「ああ、お願いします。」

「はぁ~い、どうぞ~??」

先生はティーナに紅茶を差し出して、座った。

「ありがとうございます、でも.....今日は紅茶目当てに来たんじゃないんです。」

───と、ティーナは真剣な顔を見せた。

「ええ、わかってるわよ。 聞きたいことってなにかしら??」

「実は.....ビンにつめらた妖精の話なんですけど....」

「ええ」

「あれって,,,,,私の母の事ですよねっ......!?」

「へっ.......!?」

先生は急に動揺な雰囲気を見せた。

「先生言ってくださいっ......!!!私....知ってるんですよ......」

といって、ティーナはカバンを探った──

「これ.....」

といって、ティーナは母の日記帳を出した。

「これは......ミティさんの日記帳......」

「やっぱり母を知ってるんですねっ........!?」

「そう.....すべて知ってしまったのね.....そう.....」

「すべて....話してもらえますよね.....??」

「ええ、もちろん、すべて話すわよ........」

といって、先生はそっと紅茶をおいた......

「あなたのお母さんの名前はミティ...この村では一番の美人だった....。そんなミティさんが
ある日、森に花を摘みに行くっていってねぇ.....そして行ってしまったのよ....あそこに........
そして、出会ってしまった....あの人間に......ミティさんはわかってたのよ.........
自分が死ぬことを....殺されることもわかってた.....」

「お母さん....なんで.....」

「人間と恋するにはこれくらいの覚悟がいるってことかしらね。」

「先生.......。」

「あなたもあの森にはいかないでね。」

「わかってます。この話が母だってわかったいじょう、恋なんてできません。」

ティーナは誓った....もう会わないと......。

でもなんだろう....ティーナはモヤモヤしていた.....。

※実話ではありません。

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2012/11/06 17:43
なんか切ない・・・・

続き気になります



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