Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


小さな森の恋 #10

✿主な登場人物✿
・ティーナ…妖精の女の子。この物語の主人公。
・クリス…人間の男の人。妖精を信じて探し続けている。
・ヴァン…妖精の男の子。ティーナに想いを寄せる。
・マリー…人間の女の子。美しくて、可憐で、町一番の美人。

第十章 『新事実発覚』

「ん.....ハッ.....!!!!」

ティーナは起きた──

「わ....私....もしかして.....助かった....の....??」

ティーナは自分の家のベットでおきていた。

「あ......お姉ちゃんっ.....!!!!!」

といって隣の部屋へ向かった──

「お姉ちゃんっ!!!!!!」

ティーナはバンッ....!!!と扉を開けた。

「あら??ティーナ??起きたの??」

「へ…??」

フィーナはベットに普通に座っていた.....

「お....お姉ちゃん....??平気....なの....??」

「ええ、大丈夫よ」

「ふっ.....ふーん.....。」

ティーナがフッ....と振り返って帰ろうとした瞬間──

「ティーナ、待ちなさい」

「ん??」

「コレ....あんたも読みなさい.....」

フィーナはスッ.....とあの日記帳にしおりを挟んで渡した。

「なっ.....もうこんなの.....見たくない.....」

「ダメ、見なさい」

といって、ティーナの手の中に入れた。

「ティーナ.....よく聞いて.....??この事実はあなたも知らなきゃいけないのよ.....」

「...........え」

「この事実を知っても.....お母さんを憎まないで.....この事実を知っても.....」

「わかった、読むわ。」

───と、ティーナはバッ!!!!っと日記帳を取って部屋へ向かった。

「ティーナ......渡した私を恨まないでね.....あなたもこの事実を知るべきなのよ......」

フィーナはポロッ.....と一粒の涙を流した。

────その頃のティーナは部屋で日記帳を拝見中。

「..........あれ以上にも.....色々書いてるけど......」

○月○日 ✖曜日

今日、2人目の子どもが生まれた。
でも.....やっぱりダメ。愛せないわ.......。
フィーナについてもそうだけど、あの子の笑顔を見てると.....
すごく辛くなって、罪悪感を感じてしまうわ......。
愛されて産んでもらったらあの子も幸せだったのかしら....??

「ひっどい母親!!!私のことも…愛してなかった…」

とティーナは日記帳をパラッ....パラッ.....とめくっていった すると───

○月○日 ✖曜日

今日.....あの人に会いに行きます。
もうダメ、耐えられないわ....あの人も時々.....
妖精の森に顔を出してるのよ、会いたくてたまんないわ。
私がどうなっても....夫に任せる。私がたとえ....死んだとしても。

あなたへ.....
私を恨まないで下さい。
仕方ないことなのです、運命なのです。
殺されたらごめんなさい、死んだらごめんなさい。
食べ物などは棚に入ってます、では....お元気で.....。


「..........え??」

ティーナは固まった。

「なっ.....なんかこの日記帳....先生の『あの』話に似てる....」

そう、あの先生が話していた話はティーナの母親の事だった.....

ティーナは震えてしまった。

「じゃあ......お母さんがビンにつめられた....妖精.....??」

ティーナの震えは止まらなかった......

※実話ではありません

アバター
2012/11/05 23:11
まさかの展開です!!

続き楽しみです



月別アーカイブ

2019

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.