Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


小さな森の恋 #9

✿主な登場人物✿
・ティーナ…妖精の女の子。この物語の主人公。
・クリス…人間の男の人。妖精を信じて探し続けている。
・ヴァン…妖精の男の子。ティーナに想いを寄せる。
・マリー…人間の女の子。美しくて、可憐で、町一番の美人。

第九章 『ヴァンの勘』

ザァァァァァァァァアッ......!!!!

「やだ、すごい雨ねぇ.....ティーナ.....大丈夫かしら??」

フィーナは目を覚まして、窓の外を眺めていた。

「あ、起きた??」

ヴァンは小さなテーブルに座っていた。

「ええ、起きたけど.....ティーナは??」

「ティーナはまだ帰ってきてない。オレ....探しに行ってくるよ.....。」

「え??」

「オレ、そっとしといたほうがアイツのためだって思ってたけど....心配だ。こんな大雨で」

「そうよね....ヴァンに任せてもいいかしら??」

「うん、任せて。あ.....フィーナには.....教えといたほうがいいよな.....」

ヴァンは、フィーナの母親の日記帳にしおりを挟んで渡した。

「ヴァン....??」

「絶対にティーナの前では読まないでくれ。オレが行ったら読んでくれ。」

「えっ??何それ....」

「じゃっ......」

「ヴァンっ.......!!!!」

ヴァンは、『あの』新事実をフィーナに託した。

そして、ティーナを探しに行ったのだった。

「ティーナァッ!!!どーこだぁー!?」

ヴァンはスズメにも乗れず、走って探していた。

この大雨なので、スズメも羽ばたけなかった。

「ティーナ.....どこいったんだよ......」

ヴァンはフッ.....と立ち止まってしまった。

..........すると

(ヴァン.....助けて......)

「ティーナ.....??」

なんということでしょう。

まるでテレパシーのようにティーナの声をキャッチした。

「まさか....ティーナは『あの』森に.....!?」

どうやら、ヴァンはあの悪魔の森の存在を知っていた様子。

そして、そこにティーナがいるというのもわかったようだ。

そして、まるで、ティーナのためなら....というように悪魔の森へためらわず入った。

「ティーナァっ!?あっ....ティーナ....」

ティーナは森の道に倒れていた。

「ティーナ....大丈夫か??」

ヴァンはティーナをお姫様抱っこして、連れて行った。

ヴァンは運がよかった。入った瞬間、ティーナがいたから。

すぐ出口が見つかり、かえっていけたのだった。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ティーナはまるで、死んでるように冷たかった。

「冷たい....早く帰らなきゃ.....」

ヴァンはティーナを抱えて、走って帰った。

するとその2人を見てる、怪しい影が一つ..........

「チッ.......」

いったい何者なのだろうか.....??



※実話ではありません。

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2012/11/05 19:14
何者なんですか・・・・!?

気になります!!



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