叶わなかった恋の行方・・・
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/11/03 06:16:33
~それは 暑い夏の日だった ~
初めて彼と出逢ったのも それは昨年の暑い夏の日でした。
それは本当に偶然な出逢いでした。
いつしかじょじょに私の心が 変わっていくのがわかりました。
でもその時と同じ 暑い暑い夏の日・・・
「今度会えるのは 半年後だね」 彼は私にそう言いました。
無言のまましばらく数分 向かい合って・・・
「半年後・・・本当にここにいますか?」
彼はだまってうなずき 「待っているよ 元気な姿 見るために 待っているら。」
私は深々頭を下げ・・・何も言うことができませんでした。
半年・・・今までは一週間に一度は 数分だけだったけれど逢えていたのに
たった それだけでも 私は いつも心踊らせていた
私は家まで どのように帰ったかわからなかった・・・
ただ まぶしい空を見上げながら
そして必死に涙をこらえ 何とか家にたどり着き
ドアーを閉めたとたん 私は壁に背中を押し付け 声を上げて泣き崩れました。
気づいたのです。
本当に彼の事を 好きになっていたと言う事を・・・
あの時 泣かなかった事だけでも ほめてね。
約束した半年後を夢見てその日だけを楽しみに これから時を過ごしましょう。
片思いで いいんです・・・・ また 彼に逢えるのなら。
そう 思っていたのに・・・・・
半年後 彼とは 会う事ができなくなりました。
そして 私は 一人 異国の地へと 旅立ちました。
♪あなたの人生がいくつもの旅を経て 会える日くれば 笑顔で迎えよう
私も今また 船出の時です 言葉を選んで 渡すより そうだ元気ですよと答えよう
こんな風に思うことができるようになれば・・・・そう思いました。
失って初めて気付く思いの強さ、どうして人っていつもそうなんでしょうね。
実話なんですかぁ?
気持ちがとても伝わりますっ!