Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


いらない人間。 #61

✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校No1モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。

第六十一章 『切ない恋と悪魔の笑顔』

「はーい、じゃあ、プリント集めてー…」
─────────────ガラッ。
「あらっ…やだっ…高山…さん…??」
「…えっ??」
ウトウトしてたモナの目がパッチリ開いた。
「たっ…高山…って…」
モナがそっと見ると…
「先生、おはようございます。長い間休んでごめんなさい」
「えっ…ええ。いいのよ??来てくれれば…ねえ…。あっ、じゃあ座って??」
「はい。」
タッタッタッタッタと向かった先は…
「…嘘」
「これから”お隣さんだね”モーナッ」
「…っ!!!!!」
真菜はまるで悪魔のような笑顔を見せた。
「あっ、はーい!!!じゃあプリント集めてくださいねー!!!!」
といって後ろからプリントを取って行った。
モナの列の一番後ろは美海だった。
「モナ、早く貸して??プリント」
「ああ、はい。」
サッとプリントを渡すモナ。
「はい。」
美海はプリントを取って行った。

キーンコーンカーンコーン♪

そしてあっという間に休み時間。
「モナッ!!!!見てよコレっ!!!!面白いよー!!!!」
とサッとスマホのアプリを見せた明日香。
「えっ??ああ、面白いねー…」
「思いっきり棒読みだけど??」
「そーだよー…何かあったのっ??」
「いやっ…別にぃ~…」
明日香や美海に囲まれるモナを見つめて携帯を出した真菜。
そして何かカチカチとメールを打って終わった後…『クスッ』と笑った。
PLLL....
「おい、悠。お前ケータイなってない??」
「え??オレ??」
悠はケイタイのメールを見た瞬間凍りついた。
そして…
「・・・・・・・・クスッ」
「・・・・・・・・・・!!!!!!!!!」
悠はグッと唇をかみしめて菫のもとへ向かった。
「……??」
フッと菫の後ろに立った悠。
「……ごめん。」
「へっ??」
ごめんとつぶやいたとたん、悠は菫を抱きしめた。
「やだー!!!2人ってそういう関係だったのー??」
真菜はまるで悪魔のような表情を浮かべた。
「高山…」
グッと睨む悠。
「ふぅーん??そんな目するんだぁ…」
クスクスと笑って真菜はスッとケイタイを見せた。
「……クッ」
そして悠はパッと菫を離して教室から出て行った。
「・・・・・・・・・・・・・・・・クスッ」
「……??」
「なんなの…悠ってば…”この前振ったくせに…”」

※実話ではありません。

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2012/10/26 16:50
すごく続き気になります



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