聖乙女
- カテゴリ:勉強
- 2012/10/24 23:03:07
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六か月目に、御使ガブリエルが、神からつかわされて、
ナザレというガリラヤの町の一処女のもとにきた。
この処女はダビデ家の出であるヨセフという
人のいいなづけになっていて、
名をマリヤといった。
御使がマリヤのところにきて言った、
「恵まれた女よ、おめでとう、主があなたと共におられます」。
この言葉にマリヤはひどく胸騒ぎがして、
このあいさつはなんの事であろうかと、思いめぐらしていた。
すると御使が言った、
「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。
見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。
その子をイエスと名づけなさい。
彼は大いなる者となり、いと高き者の子と、となえられるでしょう。
そして、主なる神は彼に父ダビデの王座をお与えになり、
彼はとこしえにヤコブの家を支配し、その支配は限りなく続くでしょう」。
そこでマリヤは御使に言った、
「どうして、そんな事があり得ましょうか。わたしにはまだ夫がありませんのに」。
御使が答えて言った、
「聖霊があなたに臨み、いと高き者の力があなたをおおうでしょう。
それゆえに、生れ出る子は聖なるものであり、神の子と、となえられるでしょう。
あなたの親族エリサベツも老年ながら子を宿しています。不妊の女といわれていたのに、はや六か月になっています。
神には、なんでもできないことはありません」。
そこでマリヤが言った、
「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますように」。
そして御使は彼女から離れて行った。
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三日目にガリラヤのカナに婚礼があって、
イエスの母がそこにいた。 イエスも弟子たちも、その婚礼に招かれた。
ぶどう酒がなくなったので、母はイエスに言った、
「ぶどう酒がなくなってしまいました」。
イエスは母に言われた、
「婦人よ、あなたは、わたしと、なんの係わりがありますか。
わたしの時は、まだきていません」。
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イエスがまだ群衆に話しておられるとき、その母と兄弟たちとが、
イエスに話そうと思って外に立っていた。
それで、ある人がイエスに言った、
「ごらんなさい。あなたの母上と兄弟がたが、あなたに話そうと思って、
外に立っておられます」。
イエスは知らせてくれた者に答えて言われた、
「わたしの母とは、だれのことか。わたしの兄弟とは、だれのことか」。
そして、弟子たちの方に手をさし伸べて言われた、
「ごらんなさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。
天にいますわたしの父のみこころを行う者はだれでも、
わたしの兄弟、また姉妹、また母なのである」。