【新連載開始】歪 な ペ テ ン 師 た ち 。
- カテゴリ:自作小説
- 2012/10/23 22:10:50
Story0
この世に生きる人間ならば、誰しもが一度は抱くはずの思い。
それは自己と向き合うのに大切な思いであって、
何らかの回答を得ることを期待しているわけではない、曖昧なもののはずで。
――ここにいるから、いるんだ。
例えばそれを、そんな当たり前の理由でごまかそうとする、
それぞれの理由から同じ学校に通う4人の高校二年生が居たとして。
ふと気づいたら人生のうちで一番楽しいとか言われる時間を、
いつの間にか一年分も無駄にしてしまった彼らは、何を思うだろう。
一人は過去のしがらみを全て捨ててしまいたくて、
昔の自分と変わりたくて、たった一人県内の遠くの高校に進学した。
一人は変わっていく周りのスピードについていけず立ち止まり、
県立受験に落ちて適当に滑り止めにしていた私立校に進学した。
一人は家庭の事情で親元を離れて一人暮らしを初め、
アパートから近いからという理由で市内の高校に進学した。
一人はずっと昔から一人の少年に一方的に妄想的な片想いを病的なまでに膨らませ、
その少年を四六時中見守る(ストーカー)するために同じ高校に進学した。
無個性で、【普通】の人間なんてこの世に居るだろうか。
きっと居ないはずだ。
しかし彼らは、黙っていれば、一人で居れば、何一つ目立つ所も取り得も無い、
どうしようもない「一般人」で。
箇条書きにしてその人物の特徴を露にすることで初めて、
「ありきたりだけど少し変わっている」と認識されるのだ(最後の一人を例外とするか否かは、個々人の認識に任せるとしても)。
でも、「ありきたり」は、関わっている本人達には「ありきたり」ではない。
そんなこと誰だってわかっている。
わかっているからこそ、そうして何の変哲も無い自分達をときに、「特別だ」と思いたい。
救いようも無い厨二的発想で、しょうもなくて、馬鹿げているけれど。
きっと誰だって、物語の主人公になりたいのだ。
なぜなら。
傍観者を気取る事は哀しい。
そう決めてしまった以上、物事に分け入ってはいけない。
面倒ごとを避けたいから自ら傍観者に落ちたのに、
自分から分け入ってしまっては、何の意味もないからだ。
「最初から」物事から逃げる事は、卑怯ではない。
きっと「途中から」逃げるから、卑怯なのだ。
卑怯者の定義なんて、それこそ個々人の自由だろうに。
だから今は置いておこう。
いつ拾うことになるかなんてわからないけれど。
そんなわけで。
とある日常を描いた、あくまで日常の高校2年生達の織り成す歪な物語が始まる。
始まるったら始まる。
そう。
液晶画面越しの相手に笑いかけるように、
不透明なお互いの作り笑いを笑いあうペテン師たちの仮面舞踏会。
わかりたいけどわかりたくない、相手の本当の気持ちなんて。
知ってしまったら傷つくかもしれない。
傷つくのは嫌だ。
人知れず気に病むなんて面倒臭い。
友達であって友達じゃない。
だから知りたくない。
壊したくない。
この知り合い以上友人以下の関係を。
愛想笑い。
ご機嫌取り。
例え相手が嫌いだって、上手くやればそれで済む。
友達のフリで十分じゃないか。
お前なんて信じてない。
みんなみんな信じてなんかない。
そもそも誰も信じてない。
みんな嫌いだ。
自分も嫌いだ。
でもみんな、"友達で"。
――それで上手くやっていけるなら、みんなペテン師だって、いいじゃないか。
*****
一度人間関係に触れてみるのもいいかなと思って、
自分の体験談を交えながら架空のエピソードで覆いながら、
なにかしらドロドロと書いて行こうと思います。
更新ペースは比較的遅め。
みなさんの感想もとい声援を励みにしたいと心の底から思っているので、
コメントが無い、少ないと、いつの間にか連載が打ち切りになっているかもしれませ、ry
\めんどくさいやつなんて言わないで!/爆
では、感想等お待ちしております。
ああありがとおおおお//!!
きゃ、そんな、ry
そうそう、それが主題であったりもするわけだけど、
思ってること、感じたことをそのまま書くと進むんだよねーw
これからもゾクゾクさせて頂きます…!←
体験談いいですね…
自分の感情とか入ると書きやすくなるとかありますよね
うふ、これでも人並みに人間関係で苦しんできたのよ!←いいから
な、なんであれいずれはさつめもこんな道を通るかも……ね!何
――大丈夫伝わった//爆
ありがとおおお/(^Q^)\!!
せめて一度目の佳境を迎えるまでは書き進めたい!www
ボキャ貧の私にとっては、まるで潤いたっぷりの水のようです、
あれ伝わらない(
連載打ち切り阻止し隊 ^ω^)