金狼の重圧…03
- カテゴリ:自作小説
- 2012/10/21 15:46:02
ここはウエスト地区、深夜の高速パーキングエリア。政府の道路再編によりこの高速道路は使用しなくなり管理も放置されていた。自然とパーキングエリアは廃墟になる。
そして、ここをウエスト地区の一つのチームが巣として使用していた。
そこにはコードネームバタフライと言うリーダーを頭に10人ほどがいるチームがいた。リーダーの本当の名はハヤト、蝶のように華麗にEMを操り、そして飛ぶような走りをすることから、バタフライと呼ばれるようになった。自分で付けたコードネームではないが、ハヤトはそのバタフライという通称を気に入っていた。
各地区のトップになると通称を与えられるという慣例となっている。
バタフライがウルフと対戦したのはもう半年以上も前。その時にバタフライは転倒し肋骨を折る重傷を負った。今日は彼が久しぶりに公道に戻ってきた日である。
もちろん彼はウエスト地区では敵無しだ。その彼がウルフには手も足も出ずに一蹴されたことは深く心に刻まれ、必ずやリベンジをと誓っていた。先ずはウルフとはレースをせずにサウス地区のトップである仁王を標的にし、レース勘を取り戻そうと思っていた。
バタフライの目はギラついていた。しかし、不安な気持ちもあった。
それは、入院中にウルフが公道に姿を現さなくなったと聞いていたからだ。ウルフを倒さなければ自分は前に進まない、そう考えていたのにその目論見が外れた形になっていた。
チームの仲間は「ウルフは必ず戻ってくる」と言う。とりあえず仁王とレースをしよう。バタフライが怪我から復帰したとなれば、ウルフも戻ってくるに違いない。
それでもウルフが戻ってくるとは思えないでいた。
気が晴れない思いが募っていた仁王との対戦前日、バタフライにとって凶報ともいえる吉報が訪れる。
チームの一人ユウジは神妙な顔つきでバタフライの前に現れた。口は真一文字に閉め、眉間には皺を寄せている。
ユウジはこう言った。
「……仁王がレースで転倒し、入院した」
明日読むわに^^
面白いし、かっこいいです!
続き楽しみにしてます。
楽しみです♪
バタフライという名前もいいですね!^^
でもお母さんがいいって
言ってくれるかまだわかんな~い
また今度その友達と遊ぶときに
違う色も試してみたいなぁなんて思ってます
その友達と
高校に行ってからピアス開けようと思ってます
どうでしょうか?