聖書、そして古代人類
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- 2012/10/20 23:06:37
アダムの系図は次のとおりである。
神が人を創造された時、神をかたどって造り、 彼らを男と女とに創造された。
彼らが創造された時、神は彼らを祝福して、その名をアダムと名づけられた。
アダムは百三十歳になって、自分にかたどり、自分のかたちのような男の子を
生み、その名をセツと名づけた。 アダムがセツを生んで後、
生きた年は八百年であって、ほかに男子と女子を生んだ。
アダムの生きた年は合わせて九百三十歳であった。
そして彼は死んだ。
セツは百五歳になって、エノスを生んだ。 セツはエノスを生んだ後、
八百七年生きて、男子と女子を生んだ。
セツの年は合わせて九百十二歳であった。そして彼は死んだ。
エノスは九十歳になって、カイナンを生んだ。
エノスはカイナンを生んだ後、八百十五年生きて、男子と女子を生んだ。
エノスの年は合わせて九百五歳であった。そして彼は死んだ。
カイナンは七十歳になって、マハラレルを生んだ。
カイナンはマハラレルを生んだ後、八百四十年生きて、男子と女子を生んだ。
カイナンの年は合わせて九百十歳であった。そして彼は死んだ。
マハラレルは六十五歳になって、ヤレドを生んだ。
マハラレルはヤレドを生んだ後、八百三十年生きて、男子と女子を生んだ。
マハラレルの年は合わせて八百九十五歳であった。そして彼は死んだ。
ヤレドは百六十二歳になって、エノクを生んだ。
ヤレドはエノクを生んだ後、八百年生きて、男子と女子を生んだ。
ヤレドの年は合わせて九百六十二歳であった。そして彼は死んだ。
エノクは六十五歳になって、メトセラを生んだ。
エノクはメトセラを生んだ後、三百年、神とともに歩み、男子と女子を生んだ。
エノクの年は合わせて三百六十五歳であった。
エノクは神とともに歩み、「神が彼を取られた」ので、いなくなった。
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人が地のおもてにふえ始めて、娘たちが彼らに生れた時、
神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、自分の好む者を妻にめとった。
そこで主は言われた、
「わたしの霊はながく人の中にとどまらない。彼は肉にすぎないのだ。
しかし、彼の年は百二十年であろう」。
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主は人の悪が地にはびこり、すべてその心に思いはかることが、
いつも悪い事ばかりであるのを見られた。
主は地の上に人を造ったのを悔いて、心を痛め、
「わたしが創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう。
人も獣も、這うものも、空の鳥までも。わたしは、これらを造ったことを悔いる」
と言われた。
しかし、ノアは主の前に恵みを得た。
ノアはその時代の人々の中で正しく、かつ全き人であった。
ノアは神とともに歩んだ。
時に世は神の前に乱れて、暴虐が地に満ちた。 神が地を見られると、
それは乱れていた。すべての人が地の上でその道を乱したからである。
そこで神はノアに言われた、
「わたしは、すべての人を絶やそうと決心した。
彼らは地を暴虐で満たしたから、わたしは彼らを地とともに滅ぼそう。
あなたは、いとすぎの木で箱舟を造り、箱舟の中にへやを設け、
アスファルトでそのうちそとを塗りなさい。
またすべての生き物、すべての肉なるものの中から、
それぞれ二つずつを箱舟に入れて、あなたと共にその命を保たせなさい。
それらは雄と雌とでなければならない」。
あなたと家族とはみな箱舟にはいりなさい。あなたがこの時代の人々の中で、
わたしの前に正しい人であるとわたしは認めたからである。
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箱舟から出たノアの子らはセム、ハム、ヤペテであった。
ハムはカナンの父である。 この三人はノアの子らで、
全地の民は彼らから出て、広がったのである。
セムの系図は次のとおりである。
セムは百歳になって洪水の二年の後にアルパクサデを生んだ。
セムはアルパクサデを生んで後、五百年生きて、男子と女子を生んだ。
アルパクサデは三十五歳になってシラを生んだ。
アルパクサデはシラを生んで後、四百三年生きて、男子と女子を生んだ。
シラは三十歳になってエベルを生んだ。
シラはエベルを生んで後、四百三年生きて、男子と女子を生んだ。
エベルは三十四歳になってペレグを生んだ。
エベルはペレグを生んで後、四百三十年生きて、男子と女子を生んだ。
ペレグは三十歳になってリウを生んだ。
ペレグはリウを生んで後、二百九年生きて、男子と女子を生んだ。
リウは三十二歳になってセルグを生んだ。
リウはセルグを生んで後、二百七年生きて、男子と女子を生んだ。
セルグは三十歳になってナホルを生んだ。
セルグはナホルを生んで後、二百年生きて、男子と女子を生んだ。
ナホルは二十九歳になってテラを生んだ。
ナホルはテラを生んで後、百十九年生きて、男子と女子を生んだ。
テラは七十歳になってアブラム、ナホルおよびハランを生んだ。
全地は同じ発音、同じ言葉であった。
時に人々は東に移り、シナルの地に平野を得て、そこに住んだ。
彼らは互に言った、「さあ、れんがを造って、よく焼こう」。
こうして彼らは石の代りに、れんがを得、しっくいの代りに、アスファルトを得た。
彼らはまた言った、
「さあ、町と塔とを建てて、その頂を天に届かせよう。
そしてわれわれは名を上げて、全地のおもてに散るのを免れよう」。
時に主は下って、人の子たちの建てる町と塔とを見て、 言われた、
「民は一つで、みな同じ言葉である。彼らはすでにこの事をしはじめた。
彼らがしようとする事は、もはや何事もとどめ得ないであろう。 さあ、
われわれは下って行って、そこで彼らの言葉を乱し、
互に言葉が通じないようにしよう」。
こうして主が彼らをそこから全地のおもてに散らされたので、
彼らは町を建てるのをやめた。 これによってその町の名はバベルと呼ばれた。
主がそこで全地の言葉を乱されたからである。
主はそこから彼らを全地のおもてに散らされた。
ꔫ 旧約聖書 創世記 5-11章