金狼の重圧…01
- カテゴリ:自作小説
- 2012/10/18 21:07:53
近未来、世界各地で無くなる石油エネルギー。
各種の業界でエネルギーの変換が急がれていた。
長年にわたる研究の末、石油エネルギーから電気への移行に成功し、車、バイク、トラックなどガソリン、軽油をエネルギー源としている物はすべて電気への変換に成功した時代。
電気自動車、電気バイクは徐々に世間一般に浸透していき、エンジンのパワー不足問題も解消、そして電気を蓄える高性能の電池も開発されガソリン車と同様な力を得た。
この画期的なエネルギー変換は公害問題にも一役買い、地球に優しいマシーンは価格も手ごろとなる頃には急速に広まった。
若者達は格安で高出力の電気バイク、略してEMの虜となり、市街地で徒党を組みだし走りだした。徒党を組んだ若者は、誰が一番速いかを競い始めるようになった。
荒廃し始めたある大都市。彼らはそこにいた。
ミッド、ノース、サウス、イースト、ウエストの5つの地区に分かれ、それぞの地区で多数のチームが競い合っており、その地区の1人ずついるトップがそれぞれの地区のトップを倒すと言う覇権争いを繰り広げていた。
主にもう使われなくなった高速道路などをレース場としてた。
そしてある日、レースは急激に動き出した。突然変異とも言える速さを持った男が現れたのだ。彼はミッドタウンのナンバー1、瞬く間に5つの地区のトップに勝利したと言われている。
彼の走りはまさに風。誰も追いつくことなど出来ない。
そこいらの怖い物知らずが挑んできても、簡単に勝負を受けないほどのプライドを有している。公道の走り屋の中で、一際人格の方も一目置かれているのだ。
しかし、バカな奴等がしつこく対戦を申し込んできた、負けると分かっているのに。
もちろん、彼は手を抜くなどせずに全力で一蹴した。
そうそう、彼の通称を教えておこう。彼の名はウルフ。
彼が乗っているEMは金色であるが故に、皆彼のことをゴールデンウルフと呼んでいた。
新しい連載がスタートしていたのですね^^;
続き、楽しみにしてますね(・∀・)
お待たせしました^^;
これから不定期ですが連載しますのでよろしくお願いします<(_ _)>
ウルフは、この時代をどう生きていくのかな・・・。
かっこいい!!!!
重みがありますね。
楽しみがまた増えました!
ありがとうございます^^