Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


いらない人間。 #54

✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校No1モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。

第五十四章 『北条家』

ピーンポーン♪
「ごめんくださーい!!山口ですけど…」
─────────ガチャ。
「あら、あの時の…。どうぞ、中にお嬢様がいらっしゃいます」
メイドは中にモナをいれた。
「どうも…」
そしてあの景子の部屋へ向かった。
「あら??モナちゃん??どうかしたの??」
あいかわらずの美貌。
「ごぶさたです!!景子さん!!今日は景子さんにうかがいたいことがありまして…」
「っと待って。その前に…。優奈には会えた??」
「あっ、はい。会えましたよ。ありがとうございました。」
フッとお辞儀をした。
「そう。よかったわ。あ、それで…伺いたいことって??」
「あの…。景子さんは北条グループの跡取りですよね…??」
「んー…。まあそうなるわよねぇ…」
「北条グループって一つですよねっ??」
「ええ。私だけよ。」
「じゃあ…。北条菫って女…知ってますよね??」
「………え??北条…菫…」
景子は固まってしまった。
「やっぱ知ってるんですね…。北条菫を」
「帰って。そんな子知らないわ。早く行きなさい。」
「何でですか!?教えてくださいよ!!北条グループが2つもあるなんて信じられません!!
それに…一つしかないって言ったのは景子さんですよ!?」
「そっ…それは…」
景子はうつむいた。そしてため息をこぼした。
「はぁ…バカバカしいったらありゃしないわ。この話だけはしたくなかったのに…。
そうよ、菫は私の妹ってことになるわ。って言っても思い出なんてないんだけどね。
あの子とは私と菫がだいぶ小さい頃に両親が別れて離れ離れになったのよ。
だからあの子は私のこと何も覚えていないわ。北条グループが2個のようになった
のはお母さんがバカみたいにお父さんの後を追うように頼まれもしない北条を
叔父さんと一緒に立ち上げた。別れてるのに『北条』って名前をつかって
金稼ぎしようとしてる。それに利用するために菫が必要だったってワケよ。
お父さんはもう死んじゃったんだけど…その遺言書には私が跡取りって書いてたの。
なのにお母さんは…。菫をバカみたいに洗脳して…利用しようとしてる…。」
「それで菫ちゃんの様子がおかしかったのね…」
「菫に会ったの??だったらあの女に言ってやるわ。菫は道具じゃない。って」
「景子さん…」

────────その頃。
「しっ…姉妹だなんてやめてよ!!美海ちゃんどーしちゃったの、もー!!ハハハ!!」
「私…聞いたの。お母さんが男の人と話してるの。」
「……男??…まさか!!」
「やっぱ見覚えあるんだー…。言いなさい!!誰なのよ!!」
「…美海ちゃん」

※実話ではありません。

アバター
2012/10/17 10:33
(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-もうこんなに話が
進んでました。
あいからず良いとこで終わりますね~
アバター
2012/10/16 19:02
続き気になります!



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